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横浜が相模原に逆転負け エース・及川は高野連の「ある一言」から歯車狂った?

 4年連続出場を狙った横浜が、ノーシードから勝ち上がってきた相模原に5点差をひっくり返されてまさかの逆転負け。神奈川の王者が12年以来7年ぶりに4強進出を逃した。
 

 プロ注目のエース左腕・及川雅貴の短い夏が終わった。5点リードの7回に途中降板したが2点適時打を許すなど直球を相模原打線に次々はじき返され、同点に追いつかれた。直後の8回2死で勝ち越しの右越え三塁打を放ったが、マウンドで修正できない。その裏も3点を奪われて逆転負け。2回途中3失点の乱調に、試合後は敗戦の責任を背負い込んで号泣していた。


 及川にとって今年は試練の1年だったかもしれない。思いがけない形で左腕に批判の矛先が向いたのは、今春の選抜大会出場校を決める際、選考委員会で起きたある出来事だった。横浜は昨秋の関東大会準々決勝・春日部共栄(埼玉)戦で及川が3回途中5失点KOと崩れてコールド負けを喫したが、選抜の出場6枠目を勝ち取った。出場が有力視されていた東京2校目の東海大菅生は落選。井上康雄選考委員は横浜を選出した理由として、「決め手は大会屈指の及川投手」と個人名を挙げる異例のコメントを発表。「能力の高さを証明した。全国大会に出ても及川君が投げれば勝てると思いますし、うまくいけば優勝できる逸材」と評価した。だが、この選考が波紋を呼んだ。「東海大菅生がかわいそう。これは不公平だよ」、「及川が結果を残していないのに選抜に選ばれたら他校も納得いかないでしょう。選手の名前で選ばれることに失望しました」と批判の声が相次いだ。及川に非はない。だが、選抜初戦の明豊戦に先発登板して4回5失点と結果を残せずチームも5-13と大敗を喫し、「及川はそこまでの投手ではない」、「やはり東海大菅生を選ぶべきだった」など高野連、横浜高校への風当たりはさらに強くなった。

 

 そして最後の夏。潜在能力の高さは誰もが認めるが、課題の安定感が解消されないまま、失意のマウンドで高校野球に幕を下ろした。本来の力を発揮できなかった及川に対し、ネット上では同情論も多い。「結果的に及川君のために横浜高校が選抜に選出されたのは何だったんだろうね。選抜に横浜高校が選ばれた理由が結果的に及川君にプレッシャーとか与えとかないのかね。そうは思いたくないけど…」、「今まで、注目選手のために実名だして選出されたとかあったの?実名なければ、また別の今がったのかなと思います。高野連はどう思ってるんだろう?あくまで個人的な思いです」、「高野連もそうですが、及川くんに期待し過ぎているように思います。いい投手ではありますが。春のセンバツも含め、実力ではないですか?本来、センバツは東海大菅生を選ぶべきだったと今回改めて思いました。本人たちに非は全くないが、選抜に忖度で出場してから及川投手の歯車が狂いだした気がします」などの感想が。

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 甲子園でリベンジはならなかったが、大型左腕の野球人生には未来がある。「及川君は次のステージで頑張ってほしい。楽しみにしてます。ポテンシャルだけではこの先難しいだろうから、勝てる投手になるために成長させてくれる良い指導者に逢えるといいですね」など激励のエールも多かった。