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アマチュア指導者、選手が誤解するプロ野球の「春季キャンプ」

 プロ野球のキャンプインも中盤を迎えて、肉体的にも精神的にもハードな時期を迎えています。私はDeNAでトレーナーをしていた時期があり、この時期はチームスタッフとして故障にも細心の注意を配らなければいけないので、シーズン同様に神経を使っていました。

 

 アマチュアの指導者、選手が誤解することが多いのですが、「キャンプ」という言葉を聞くと、身体づくりのための強化練習というイメージが強いようです。秋季キャンプはその後が、シーズンオフとなりますので、身体作りの要素がプロ野球でも強くなりますが、春季キャンプは意味合いが変わってきます。

 

 プロ野球は2月1日から春季キャンプが始まりますが、選手はその時点で身体作りがスタートではありません。若手選手の大半は1軍で自分のポジションが確約されているわけではなく、2月1日からベストな状態でキャンプインし、自分の技術面のアピールをし続けないといけません。キャンプ中での1、2軍の入れ替えも行われますし、状態が悪いとすぐに他の選手に取って代わられます。そのため、プロ野球の場合は2月1日までのオフシーズンの自主トレ期間での取り組みが勝負になってきます。

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 このように考えると、高校野球、大学野球がプロ野球同様に、3月末や4月初旬の同時期に公式戦が始まることを考えると、2、3月に行われるキャンプや合宿で身体づくりの意味あいでチーム練習を開始しているのは効果的とは言えません。野球の年間計画からすると公式戦が終わった11月から1月までの間にしっかりとした身体作り中心の練習メニューを行い、2月からは実戦中心の練習を行っていく事が、理に叶っているのではないでしょうか。この時期のプロ野球の春季キャンプは苦しい練習をしているところばかりがメディアで報じられますが、実際この2月の時期はプロ野球、メジャーリーグでは実戦中心の練習になっています。アマチュアの指導者の皆さんは年間スケジュールの在り方の再考をしてみてください。