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中村紀洋を一流の選手に育てた「知られざる名コーチ」とは

 プロトレーナーの高橋塁です。今回は、近鉄、中日、DeNAなどで活躍した中村紀洋さんの恩師についてお話させていただきます。

 

 私は以前にDeNAのトレーナーとして在籍していましたが、ノリさんが11年シーズン途中入団してからお世話になっています。今も野球教室をご一緒させていただいたり、年間に数回、イベントを共にさせていただいています。

 

 ノリさんは近鉄に入団し、高卒4年目で20本塁打を打ち、球界を代表する選手として活躍しましたが、その当時の苦労話をノリさんからよくお話を聞きました。当時、1軍で20本塁打を打つまで外出をせず試合後も練習に励んだ話や、守備練習で下半身を鍛えるために肉離れを起こしてもノックを受けていた話など…1軍でレギュラーをつかむまでの道のりは、想像を絶する努力があったようです。あまり知られていませんが、そのノリさんの活躍を支えた名コーチがいます。 

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 ノリさんが「侍コーチ」と呼んでいる中尾明生さんです。当時近鉄のコーチだった中尾さんと野球談議となると必ず、ノリさんの苦労話がでてきます。1軍定着するまで寮や遠征先でも外出せず、周りの選手が心配するくらい二人三脚で練習に打ち込んだそうです。そんな中尾さんは現在、香川県の四国学院大学で硬式野球部の監督をしています。中尾さんがNOMOクラブでコーチをされていた時に私が臨時トレーナーになって知り合い、今は四国学院大学硬式野球部のトレーナーという立場で、共にお仕事をさせて頂いています。監督に就任してわずか2年で四国の大学リーグで2回の優勝を経験し、中四国地区でも強豪校の一つになってきました。今後、中尾さんがノリさんのような日本を代表する選手を再び育ててくれると信じています。

高橋塁(たかはし・るい) 香川県出身。理学療法士、NSCA認定CSCS、JATI認定トレーニング指導者。理学療法士免許を取得後、07年から香川オリーブガイナーズでトレーナー、10年から横浜DeNAベイスターズでトレーナーを務める。16年よりプロスポーツトレーナーとして独立。徳島大学医学部博士課程に在籍し、スポーツ障害の研究を続けているほか、中高校生のアスリートを中心にトレーナー業を行っている。