【スポンサーリンク】

13年間で25人の選手をNPBに輩出 独立リーグの名監督が退任

 スポーツトレーナーの高橋塁です。独立リーグ・四国アイランドリーグプラスの香川オリーブガイナーズが9月30日に西田真二監督の退任を発表しました。私は香川オリーブガイナーズでトレーナーとして在籍していた期間があり、西田さんには公私にわたりお世話になったので、この一報を聞いた時には特別な感情がわきました。

 

 西田真二さんはPL学園が甲子園で初優勝した時の「4番・エース」で、「逆転のPL」と言われた世代の中心選手でした。法政大学では打者に専念して活躍し、広島にドラフト1位で入団。入団初年度にはプロ野球記録の4打席連続代打ホームランを達成し、91年のリーグ優勝時には4番を務めました。その後は金本知憲さん(元阪神監督)の台頭により現役引退を決断。「レギュラーで出続けると集中力が持たなかった」と笑っていた姿が印象的で、強打と明るいキャラクターで広島ファンに愛された選手でした。

 

 広島カープのコーチを務められた後、05年に愛媛マンダリンパイレーツ、06年に社会人野球チームの監督に就任し、07年から香川で監督を13年間務めました。この期間に3度の独立リーグ日本一、そして、NPBに25選手を輩出。先日、引退をした三輪正義選手(元ヤクルト)、又吉克樹選手(中日)、亀沢恭平選手(元中日)らの選手を育てました。13年間で25人もの選手をNPBに輩出するチームは独立リーグ、社会人、大学、高校をみても他にも例がない偉業だと思います。西田さんの選手を育成する能力は非常に高かったと感じます。私も香川に在籍時には、野球界でのトレーナーとしての立ち位置やプロ野球のあり方などを教え込んでいただきました。時には休日に急に呼び出され、香川から大阪まで「運転を頼む」と言われて私が片道3時間を運転したり、1週間に10回以上食事をお供した時も。今となっては全ての出来事が良い思い出です。

f:id:imp0201:20191008183939j:plain

独立リーグ界の名将として25選手をNPBに送り込んだ西田監督(左側手前)



 高校、大学、プロ、独立リーグとすべてのカテゴリーで優勝を経験した西田さんから学ばせて頂いたことは数えきれません。私にとって一生の財産です。今後も引き続き、野球界で指導を続けてほしいですね。西田監督、ひとまずお疲れさまでした。