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「日本の企業と外国人労働者の架け橋になりたい」 元プロ野球選手の新たな挑戦

 かつて西武でプレーし、現在は教育・人材育成会社「L.M.K」で代表取締役を務める岡本篤志氏(37)が新たな挑戦に情熱を燃やしている。「日本の企業で主に機械、電気、建築土木、エンジニア、IT業界に外国人を紹介する事業に取り組んでいます。東南アジアは親日の国が多く、若い人たちは『何とか成功して夢をつかみたい』、『日本で稼いだお金を仕送りして親孝行したい』と目がキラキラしている。成功してもらいたいし、企業にも私が紹介した外国人を採用してよかったと思ってもらえればありがたい。みんなが喜ぶ架け橋になりたいですね」。

 

 今年4月から改正入管法が施行され、新しい在留資格である「特定技能」が新設された。これまでは一部の例外を除いて外国人が働くことのできなかった建設業界、造船業界、宿泊業界、外食産業などで就労が可能になり、今後は日本で働く外国人が大幅に増える見通しだ。岡本氏はミャンマーなど東南アジアを中心に日本で働きたい外国人と日本企業の橋渡し役を担っている。人手不足で新たな労働力を必要とする企業が増えているが、技能実習で来日した後に新しい環境に適応できず失踪してしまうケースも起きている。

 

 「会社に人を紹介することは大きな責任を伴います。日本で働きたいという外国人は書類だけでは人となりがわからないので、必ず面接します。直接会ったり、スカイプで話し合ったりして性格を把握するようにしています。日本語の語学能力、日本で生活していけるか、どの企業に合うかなど様々な角度から考えて採用を判断します」。来日して就職先の企業が決まった後にアフターケアをすることも。「日本の生活に慣れたか、何か悩みがないかなど聞いたりしますね。異国の地で心細いこともあるでしょうし」と話す。

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 岡本氏は外国人人材紹介業界の暗部にも言及。「日本で働きたい外国人からお金を取る悪徳業者も少なくありません。生活費用や母国の家族への仕送りに加え、そのお金を返済することは大きな負担になります。ウチは当然のことですが、(外国人から)一銭も取りません」と語気を強めた。2か月に1回のペースでミャンマーに行くなど、仕事の枠を超えて異国への愛は深い。多忙な生活だが、やりがいに満ちた横顔は生き生きとしていた。