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大分で救助された観光客18人への「ネットリンチ」に、賛否両論の声が

 台風10号の雨による川の増水で、大分県玖珠町・大谷渓谷 でバーベキューしていた観光客18人が孤立し、救助されたニュースで観光客を過激に非難する「ネットリンチ」を巡り、大きな反響呼んでいる。

 メディア報道などに取ると、14日午後4時35分ごろ、大分県玖珠町の大谷渓谷で「車が水没して動けなくなった」と女性から119番通報があった。生後5カ月の女児ら未成年者11人を含む18人が車6台に乗っていたが現地からの移動を断念。小高い場所に避難し、テントをはるなどして救助を待った。翌15日午前に同県の日田玖珠広域消防組合と県警に発見され、無事に全員救助された。観光客たちは「バーベキューをしに来た」と説明しているという。

 

 命に別条がない状態で全員が救助されたことにホッと胸をなでおろしたが、一歩間違えれば大惨事になる危険性もあった。ネット上では台風の最中にバーベキューに向かった観光客18人に対し、「大人7人もいて誰一人やめようと言わなかったのが異常。謝罪会見を開いてほしい」と批判の書き込みが殺到している。お笑いタレントのスマイリーキクチ (47)が同日に自身のツイッターを更新してこの動きを懸念。「なんでBBQをしたのか。玄倉川水難事故をリアルタイムで見ていた世代だから複雑だ。当時は遭難者が勤める会社に抗議が殺到して、社長がテレビで謝罪をしていたのを思い出す」とした上で、「今はSNSが普及して瞬く間に個人情報が特定されて拡散する。非はあるにしても救助された人がネットリンチに遭わなければいいな」と綴ったが批判は収まらない。

 

 「スマイリーのいうことも分かるが、スマイリーの場合は間違いだったからかわいそうに、となるが。この場合顔も名前も分かるなら晒したほうが後々為になると思う」、「叩かれるのなんて、当たり前では?税金と、救助隊の命がかかっていました。見殺しでも仕方なかったのに」とネットリンチを容認する主張が見られた。

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 一方で、救助された観光客に対するネットリンチに反発の意見も。「今回反省すべきは台風の中実行した大人であり、子供に罪はありません。ネットで安易に個人情報を晒す人は、子供の人生のことまで考えていないでしょうし、そんなに人を裁きたければ猛勉強して裁判官にでもなればいいのにと思います」、「正直、バカだなと思うし救助隊の人に大事が無くて良かったと思う。こんな阿呆なんぞ助けなくても良いとも思った。一人の意見として。でもそれで個人を特定し、攻撃するのは違うと思っている。周りの人にまで謝罪を求めたりとか、明らかにおかしい。ニュースを見た人が加害者になる必要は無いよね」など救助された18人を過度に批判することに対して自重を促す主張も少なくなかった。