中村紀洋連載第18回 梅野選手、大山選手が指導を参考にして頂いたのは大きな喜び

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 暑い日が続いていますね。先日ですが、阪神の梅野選手、大山選手が僕の野球理論「N’s method」の動画を参考にして打撃に取り組んでいると聞きました。アマチュア、プロ関係なく私の野球理論を参考にして頂くのは自由ですし、野球好きの方々に少しでも役立ってほしいという思いで動画配信しています。参考にしてもらえるというのは動画が見やすくて解説がわかりやすいと捉えられるので、自分が指導する上で大きな励みになります。

 

 打撃は非常に難しいものです。なぜなら正解がないからです。選手個々で体つきも違うし、スイングも違う。同じ伝え方で悪癖が直るかというとそうではありません。むしろ長所も殺してしまう場合もあるので指導するというのは非常にデリケートです。これは個人的な考えですが、打撃は指導されるものでなく、自分で見て学ぶのがベストです。一方的に教えられたところで自分が理解していないと意味がありません。うまくなりたいと思って見て学べば吸収力が違ってきます。梅野選手、大山選手は共に潜在能力が非常に高いです。打撃向上の一環として、僕のYouTubeを観て成長材料にしてくれたらこちらも大きな喜びを感じます。

 

 プロの選手はもちろん、アマチュアの選手もほんの少しのきっかけで打撃は劇的に変わります。奥深いからこそ非常に面白い。今は浜松開誠館高校で非常勤コーチをしていますが、見違えるように打撃が良くなった選手を見ると本当にうれしいです。野球が大好きな皆さんがうまくなるための手助けとして「N’smethod」をこれからも広めていきたいと思います。

中村 紀洋(なかむら・のりひろ) 1973年7月24日、大阪府生まれの45歳。渋谷高で2年夏の90年に「4番・投手」で激戦区の大阪府予選を勝ち抜き、同校初の甲子園出場に導く。高校通算35本塁打。91年にドラフト4位で近鉄バファローズに入団し、「いてまえ打線」の4番として活躍した。00年に39本塁打、110打点で本塁打王、打点王を獲得。01年も132打点で2年連続打点王に輝き、チームを12年ぶりのリーグ優勝に導く。04年に日本代表でアテネ五輪に出場して銅メダルを獲得。メジャーリーグ挑戦を経て06年に日本球界復帰し、07年に中日で日本シリーズMVPを受賞した。13年にDeNAで通算2000安打を達成。15年に一般社団法人「N’s method」を設立し、独自のMethodで子ども達への野球指導、他種目アスリートを中心にトレーニング指導を行なっている。17年には静岡・浜松開誠館高校で硬式野球部の非常勤コーチに就任。高校生の指導に力を注ぐ。