中村紀洋連載第15回 「KKコンビのPL学園は本当に強かった」

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 高校野球は甲子園出場を目指し、全国各地で熱戦が繰り広げられています。

 僕は小学生の時、毎日のように高校野球の大阪府予選を観に大阪球場、日生球場へ通い詰めていました。1人でスコアブックに書き込みながら試合を観る。野球を観ることも好きだったのでこの時間はとても楽しかったのを今でも覚えています。

 僕が小学生高学年の時はPL学園が本当に強かったです。1年生の桑田真澄さん、清原和博さんの「KKコンビ」で夏に全国制覇。エースの桑田さんは投球だけでなく、打撃もセンス抜群でした。4番打者の清原さんは高校生の中にプロが一人混じっているみたいで、打球音が違いました。大阪府予選だけでなく、甲子園にも通っていました。池田高校の水野雄仁さん、伊野商の渡辺智男さんも強く印書に残っています。PL学園は「KKコンビ」が3年夏にも全国制覇しました。当時の1年生は片岡篤史さん、立浪和義さん、橋本清さん、野村弘樹さん。プロの舞台でも活躍するそうそうたる顔ぶれでした。

 今、静岡県の浜松開誠館で非常勤コーチとして携わっています。今夏は県予選3回戦で飛竜に5-6で惜敗しました。甲子園には行けませんでしたが、3年生にとっては大きな財産になる高校3年間だったと思います。1、2年生は負けた悔しさを忘れずに頑張ってほしいですね。指導に携わらせている立場としてももっと選手たちの力を伸ばせるように、サポートしていきたいと思います。

中村 紀洋(なかむら・のりひろ) 1973年7月24日、大阪府生まれの45歳。渋谷高で2年夏の90年に「4番・投手」で激戦区の大阪府予選を勝ち抜き、同校初の甲子園出場に導く。高校通算35本塁打。91年にドラフト4位で近鉄バファローズに入団し、「いてまえ打線」の4番として活躍した。00年に39本塁打、110打点で本塁打王、打点王を獲得。01年も132打点で2年連続打点王に輝き、チームを12年ぶりのリーグ優勝に導く。04年に日本代表でアテネ五輪に出場して銅メダルを獲得。メジャーリーグ挑戦を経て06年に日本球界復帰し、07年に中日で日本シリーズMVPを受賞した。13年にDeNAで通算2000安打を達成。15年に一般社団法人「N’s method」を設立し、独自のMethodで子ども達への野球指導、他種目アスリートを中心にトレーニング指導を行なっている。17年には静岡・浜松開誠館高校で硬式野球部の非常勤コーチに就任。高校生の指導に力を注ぐ。