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中村紀洋連載第11回 松井秀喜と4番対決の球宴は「交流戦がなく、セ・リーグとの戦いが新鮮だった」

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    先日、球宴のファン投票で選ばれた選手たちが発表されました。僕は球宴に9度出場させてもらいましたが、ファン投票で選ばれると本当にうれしかったのを今でも覚えています。ファンあってこそのプロ野球ですし、超一流の選手が集まる舞台でプロ野球選手として認めてもらえたのかなという喜びを感じました。

 

 近鉄在籍時はまだセ・パ交流戦が行われていなかったため、セ・リーグとの戦いは新鮮さがありました。一番記憶に残っているのが3試合連続ホームランを打った01年の球宴です。この時はセ・リーグの4番を務めた松井秀喜選手が3試合連続アーチ。松井選手に特別な意識はありませんでしたが、3番・ローズ、5番・カブレラで僕が2人を差し置いてパ・リーグの4番を任されたので期待に応えなければいけない責任感がありました。2試合連続アーチを打ち、札幌ドームで行われた3戦目は中日の左腕・野口茂樹投手の決め球・カットボールを左翼ポール際に運ぶ一発でした。非常に難しい球で普段の試合ならボテボテの三塁ゴロに倒れていたと思います。パリーグを応援してくれる方たちの声援が力になりました。あの1発は特別な雰囲気でファンの方々が打たせてくれたホームランだと思っています。

 

 球宴は投手と1対1の勝負を純粋に楽しめる場でもあります。12球団の野球ファンが注目する試合で活躍できると大きな自信にもなります。ファンの方々も真っ向勝負、豪快なフルスイングを見たいと思っているのではないでしょうか。今年の球宴はどんなプレーが飛び出すのか、新たなスターが誕生するのか楽しみですね。