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目黒女児虐待死亡 東京地裁判決に「日本の司法終わってる」と批判殺到

 東京都目黒区で船戸結愛ちゃん(当時5歳)が虐待死した事件で、傷害と保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親の雄大被告(34)の裁判員裁判で東京地裁は15日、雄大被告に懲役13年(求刑懲役18年)の判決を言い渡した。この判決に「あまりに軽すぎる」、「日本の司法終わってる」とネット上で批判の声が殺到している。

 

 起訴状によると、雄大被告は18年1月下旬から結愛ちゃんを栄養失調に陥らせ、2月下旬に風呂場で顔を殴打。優里被告と共謀して医療措置を受けさせず、3月2日に肺炎を発症させるなどして死亡させたとされる。 

 

 検察側は論告で、雄大被告が16年11月ごろに結愛ちゃんに暴力を振るい始め、一家が香川県から目黒区に転居した昨年1月ごろから苛烈な食事制限により、結愛ちゃんの体重は39日間で約25%減ったと主張。さらに、「2月24~26日には風呂場で10回以上殴打した。27日に『12キロ台はやばい』などと命の危険を感じたのに病院に連れて行かなかった」と指摘し、「一体子どもを何と思っているのか。結愛ちゃんは逃げることもできず、絶望しかなかった」と厳しく非難。連日の説教で元妻の優里被告(27)も共犯に引き込んで結愛ちゃんをいじめ抜いたとし、殺人罪にも匹敵する量刑を求めた。

 

 弁護側は雄大被告の虐待は許されないとしつつ、結愛ちゃんと養子縁組してから「父親になろう」と自覚した思いがあり、連れ子が邪魔になったという短絡的な動機ではなかったと反論した。

 

 守下実裁判長は判決理由で、雄大被告が一連の虐待を主導、単独で暴力を振るうなど悪質だったと指摘。「結愛ちゃんの被った身体的苦痛や苦しみ、悲しみ、絶望感は察するに余りある」と述べた。最後に「児童虐待事案の中ではこれまでで最も重い懲役13年としました」と雄大被告に語りかけた。

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 ネット上ではこの判決に、「目黒の女児虐待死事件。保護責任者遺棄致死で懲役13年。たった13年……娘を殺して13年って。この国の法のバランスは本当に狂ってる。狂ってるよ」、「殺人って13年で出てこられちゃうんですね…『虐待死』って表現、やめませんか?殺人ですよね?刑法上は殺意の有無とかの問題なんでしょうが…」、「日本の司法終わってる。13年経っても結愛ちゃんはまだ成人にもなっていない」など怒りと落胆の声が殺到した。

 

 一方で、「飯塚氏や京アニの事もそうだが、司法が決めた事に対して当事者でもない第三者が『13年は短い』や『あんなに残虐なのに』と言う必要がある?全ては司法が決めたこと、そこに第三者の感情論は干渉する事はできない訳だし、我々はその結果に納得せざるを得ない」という指摘も。虐待事件の処罰は今回の事件に限らず、国民の感覚と司法制度がかけ離れている部分は否めない。慎重な議論に基づき、法改正を検討するべきかもしれない。