1か月先も予約できない人気ぶり 既婚者サークルに行ってみたら意外な実態が

 既婚者同士の飲み会を開催する「既婚者サークル」の人気が凄い。インターネットで検索すると、主催団体の多さに驚かされる。都内に拠点を持つ団体だけで10以上もある。各団体のホームぺージを見ると、様々なイベントが開催されている。条件を見ると「男性30~45歳、女性35~50歳」、「ブラックカード保有の男性限定」、「イケメン、マッチョ限定」…条件だけを見ると既婚者サークルという定義を忘れてしまうぐらいで、独身同士の飲み会のような錯覚を覚える。

あわせて読みたい→ 非常識?日本人女性が黒マスクで仕事場に行ったら、上司に注意された - IMPRESSION

 

 既婚者サークルは平日、休日の昼夜問わず開催されている。料金は男性が8000~12000円、女性が1000~3000円ぐらい。ただ予約がなかなかできない。色々な団体のイベントの申し込み状況を調べると、「受付終了」の文字が。人気の主催団体は1か月先も予約できない。実態はどうなのだろうか。ある団体のホームページを見ていたら、募集要項が「40代同士!ダンディーでさわやかな紳士」のイベントで男性の表示が「受付終了」から「残り1名募集」に切り替わっていたため、申し込みフォームで予約した。

 

 都内の某会場に行くと、レストランを貸し切って開催していた。フランス料理をベースにした食事が次々運ばれてくる。女性に話を聞くと、料理を重視して参加する人も多いという。参加人数は男女共に16人で、男女4人ずつがテーブルを囲んで座る。開催時間は2時間。30分経つと、男性4人は次のテーブルに移動するシステムだった。参加者を見渡すと、意外かどうかわからないが派手な格好やギラギラした雰囲気の人が少ない。特に女性は近くの公園などで子供を遊ばせるお母さんがおしゃれをした感じだ。会話も「うちの息子が中学受験でお金が掛かって大変で」、「小学校のPTAに時間を取られて仕事先に迷惑をかけている」など生活感のある話が繰り広げられる。

 

 お酒が飲み放題のため徐々にリラックスした雰囲気になるが、男性も自重しているのか会話が下ネタになることは皆無に近い。ただ席替えのたびに、連絡先を交換することが多かった。大変失礼ながら酔ってしましまい、後で名前を見ても誰が誰だかわからなくなってしまったが…。

 

 2時間があっという間に過ぎた。穏やかな雰囲気で女性の気分転換には良い飲み会なのかもしれない。しかし、ある男性が「二次会行く人―?」と声を掛けた時にピリッとした雰囲気が漂った。すると、近くにいた女性が小声で話しかけてきた。「行かない方がいいですよ。あの人はサークルの常連で色々な女性を誘っているんです。女性陣のブラックリストに載っていますから」。その女性の話が気になり、お茶に誘うとOKの返事をもらったため、喫茶店で話を聞かせてもらった。

 

 女性は40代後半。大学生の息子が一人いるという。1年前から月に1度で既婚者サークルに参加している。理由を尋ねると、「結婚して子育てや仕事でなかなか飲みに行けなくなって。久しぶりに飲もうと思っても友達と都合が合わないのでなかなか行けないんです。既婚者サークルだと女性はお金もかからないし、同世代の人たちとも話せる。女性の友達がたくさんできました」と明かしてくれた。驚くべきは女性同士のネットワークだ。友達同士で来ることが多く、参加者の女性たちがその場で仲良くなることが多い。女性によると、今回のイベントも16人中9人の女性参加者は顔見知りだという。

 

 「男性の中には、『後日2人で食事に行きませんか?』と色々な女性にメールしている人がいますが、すべて情報が筒抜けですよ。『あの人には気を付けた方がいいよ』とか『あの人とA子は付き合っていたけど別れたみたい』など既婚者サークルの女性陣で作ったライングループにすぐに情報が回ってきます。男性も気を付けた方がいいと思いますね」。

 

f:id:imp0201:20190316111151j:plain


  振り返れば、女性たちはイベントの最中に目の前の男性グループと会話をしながらも、他のテーブルの動きを見る姿や携帯を触る姿が何度か見られた。「もしかしてあの時も他の席の女性と情報交換していました?」と聞くと、苦笑いを浮かべながらうなずいていた。女性に手あたり次第声をかけていた男性は自制した方がいいかもしれない。

 

(フリーライター 村野ショータ)

 

あわせて読みたい→ ピエール瀧だけではない 過去にコカイン所持で逮捕された有名人たちとは - IMPRESSION