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なぜ?ほとんどの韓国人が泳げない理由とは

 韓国では大半の人たちが泳げないという。韓国人が来日した際にプールを保有している学校が多いことに驚きを覚えたのも無理はない。韓国でプールを保有している学校は15年の調査時にわずか1.3%だった。韓国の釜山で生まれ育ち、現在は大阪で暮らす30代の女性も泳ぐことができないことを明かした。「韓国では水泳を教えてもらう機会がないのです。小学校や中学校にプールがなかったし、泳ぐことが必要という認識もなかった。親も勉強やりなさいとは言うけど、泳げるようになりなさいとは言わないので。私の周りの人たちも泳げませんね」。

 

 海に囲まれている韓国の人たちが泳げないのは不思議に感じるが、教育システム、文化が影響しているかもしれない。受験戦争が過酷な韓国では座学が重視され、子供たちは朝から夜まで勉強する。体育の認識も日本とは異なる。日本では運動は教育活動の重要な一環として水泳の授業も日本国内のほぼすべての学校で導入されているが、韓国で体育は座学に比べて優先順位が低く、世界大会を目指すトップアスリート以外は運動の必要がないという概念が残っている。ただ、これは韓国に限った話ではなく、ほとんどの学校がプールを保有している日本は国際的にも珍しいという。世界でも泳ぎ方を身に着けていない人たちが多いのが実情だ。

 

 日本で学校がプールを設置し、水泳を授業で取り入れられるようになったのは55年に修学旅行中の小学生ら168人が亡くなった「紫雲丸事故」の教訓だと言われている。韓国でも14年4月に大型旅客船が沈没する「セウォル号沈没事故」で修学旅行に向かった高校生ら乗員・乗客299人、捜索作業員8人が亡くなり、行方不明者5人が出た悲惨な事故が発生。生徒が水難事故への応急対処能力を備える「生存水泳」の重要性が見直された。韓国教育部は15年に小学生対象の生存水泳教育を義務化する計画を発表。20年から小学校の全学年を対象にした「生存水泳」の教育が拡大される。プールを保有する学校が依然として少ないなど課題も多いが、小学生から水泳を学べる環境が整えば日本同様に泳げる人は飛躍的に増えるだろう。

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※写真と本文は関係ありません。