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韓国の行政機関が発表した留学生の処遇に、中国で「人種差別」の声が

 新型コロナウイルスの感染が世界各地で広がっている中、韓国教育部が出したガイドラインが大きな波紋を呼んでいる。

 

 韓国紙・中央日報によると、中国から入国する学生たちを段階別に管理することを決定。教育部は留学生の管理をほぼ大学に一任してきたが、各校で対応に差があるという批判が大きくなり、より具体的な内容を発表した。

 

 その内容とは、香港とマカオを含めた中国から入国した留学生と韓国学生を対象に14日間の登校中止措置を取ること。登校中止とは寮や自身が生活するワンルームなど宿舎に留まりながら他人との接触や外出を自制することを意味する。登校中止期間は出席したものとみなされる。

 

 また、入国前の段階で各校は中国人留学生に連絡して入国予定日などを把握しなければならない。学生がまだ落ち着き先を決めていない場合やビザ発行が遅れている場合は1学期の休学を勧告する。感染症の症状がある場合は完治してから入国するように案内する。入国後、寮に収容される学生には原則として1人1室を割り当てる。寮の中では弁当を提供し、洗濯物を回収・洗濯するなど、部屋の中で一人で生活できるように支援しなければならない。

 

 寮の中で学生同士の接触を自制するため、共同ラウンジや食堂などへの出入りは制限する。外出は最大限に自制してもらうものの、避けられない場合は学校に申し出てから外出させるようにした。生活規則を遵守しない場合、今後入寮申請を制限するなどの不利益を受ける場合があるという。

 

 寮でないアパートなどに居住する学生はできるだけ1人1室を利用し、他人との接触を最小化するなど生活規則を自ら遵守するようにしなければならない。14日間の登校中止期間中、大学内の食堂や図書館などの利用も制限される。大学は学生たちに規則遵守を違反する場合、不利益を受ける場合があることを事前に同意してもらうようにする。学生は毎日1回以上、症状があるかどうかを学校に報告しなければならない。

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 中国のネットユーザーからは「いくらなんでも厳しすぎるだろう。人権侵害に当たる。法的根拠もないまま施行するのか」、「中国人という理由だけで陰性だとしてもこんな屈辱的な扱いを受けるのか。留学生たちがいじめられるのか心配。これは隔離でなく差別だ」など批判的な意見が多かった。一方で、韓国のネット上では、「これぐらい徹底しないと感染の拡大は防げない」と理解を示す声が多かった。