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韓国紙・中央日報「韓国がノーベル科学賞で日本追い越す」に反論の声が

 韓国紙・中央日報の時論「韓国が『ノーベル科学賞』日本を追い越す自信を持つ理由」が大きな反響を呼んでいる。

 

 イ・スンソプ韓国科学技術院機械工学科教授が分析した内容で、「毎年10月になると韓国人は隣国・日本のノーベル賞受賞の便りに羨望と相対的剥奪感を感じる。いつごろになれば韓国からも科学分野のノーベル賞受賞者が出てくるのだろうか。筆者はこの質問に非常に肯定的な立場だ」という書き出しから始まる。


 イ教授は「ヤン・ジョンモ事例」を紹介。76年カナダ・モントリオール五輪でヤン・ジョンモ選手が日本から独立後初めて金メダルを取ったのをきっかけに、金メダル獲得が現実的な目標になった功績を記した。「日本は1928年の金メダル初獲得以来、韓国が初めて金メダルを取った76年までに計65個の金メダルを保有した。韓国は48年間、日本の金メダルの便りを羨望の眼差しで見つめていた。だが、今や大韓民国は金メダル約120個を保有したスポーツ強国としてその位置を確立した。過去30年間、韓国の金メダル数は日本をはるかに上回る」としたうえで、「最近の韓国学生たちにとって、ヤン選手はこの約120個の五輪金メダルの一つを意味するにすぎない。そこには大人たちが感じている国を失った悲しみや貧困はない。学生たちは金メダルを民族の念願だとこれ以上考えもしない。今後、ノーベル賞もそうなるだろう」と手の届かない夢から現実的な目標になると分析。「科学技術研究の歴史が100年を超える日本と比較すると韓国はまだ30年も経っていない。ノーベル賞は通常、20~30年前の研究成果を基に授与される事実を考慮すると、韓国が今すぐは難しくてもそう遠くない未来にはノーベル賞受賞が可能だろう」と持論を展開した。


 また、悪化の一家をたどる日韓関係に言及。韓国向けに輸出管理強化を行っている日本の政策を批判したうえで、「部品・材料メーカーには市場が開かれ、科学技術者には緊迫感をもって研究・開発(R&D)に没頭し成功させなければならないという名分と使命感ができた。大企業にも近視眼的戦略から抜け出し、国内中小企業との長期的な共生の大切さに気づく機会が生まれた」とこの窮地が韓国企業にとって絶好の好機になると力説した。そして、「もし日本の韓国排除政策が、韓国の科学技術の準備が充分整っていなかった10年前に行われていたらどうなっていたか、想像するだけでも背筋が寒くなる。だが、研究所と工場に集中して努力すればそれなりに対応が可能だ。『半導体神話』に続いて部品・素材産業で新たな神話を書く時だ」と締めくくった。

 

 ネット上では、「そもそも基本的な考え方が違う。ノーベル賞を受賞するための研究をしている訳ではなく、結果的に評価されている。日本は基礎的研究から実際的な応用分野への研究が産業分野と連携が取れている点が大きくことなる。感情だけで動く民族には限界がある」、「日本人の科学者がノーベル賞を受賞することは喜ばしいことだとは思うが、それが日本全体が渇望することはない。他の方も述べておられるが、科学者の目的がノーベル賞ではなく、探究心の満足にある、ということを理解していて、ノーベル賞はその結果に過ぎない、というところが大きいだろう」とノーベル賞に対して日韓で考え方に違いがあることを指摘する書き込みが。

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 一方で、「この先生の主張はまんざらでもない部分がある。韓国の日本に対する強い競争心はスポーツの分野でも良く見られる。どういう訳か日本は韓国とする試合で、無残な負け方をしてしまう。見ていて思うのは、『気合が違う』という事である。韓国の学生は日本の学生に比べて学力が高いという調査結果が報道されていた。海外留学も盛んで、向学心に富んだ若者は韓国の経済力発展の大きな原動力になるだろう」とこの時論に一定の理解を示す意見もみられた。