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木村昇吾 U19W杯で目の当たりにした「世界のトップの凄さ」 

 木村昇吾です。今回はクリケット南アフリカで1月に開催されたU19(19歳以下)クリケット・ワールドカップ(W杯)に出場したU19男子日本代表についてお話させて頂きます。

 

 昨年6月に栃木県佐野市の佐野市国際クリケット場で開かれた東アジア太平洋予選で優勝し、クリケットでは男女通じて史上初のW杯出場を決めました。あれから半年が経ち、僕も南アフリカの現地で本戦を見ましたが、試合前の国歌斉唱で「君が代」が流れた時は鳥肌が立ちました。

 

 ただ世界の壁は、厚かった。グループリーグで1戦目・ニュージーランドは降雨引き分けで、2戦目・インド、3戦目・スリランカにいずれも大敗。1分2敗で決勝トーナメント進出は叶いませんでした。僕はオーストラリア、スリランカで武者修行を積んでいたのでまだイメージはできますが、国内リーグでしか戦ったことのない選手たちは強豪国のボウラー(投手)の球筋に面食らったと思います。普通ならワンバウンドした後に大きく弾むのですが、彼らの球はワンバウンドした後も地を這うような弾道で鋭く変化する。日本人選手たちは対応できずにアウトにされてしまうシーンが目立ちました。技術もそうですが、経験の差が大きかったように感じました。前回覇者のインドは世界最高峰のリーグ・IPLでプレーする選手が4人いて、中には契約金5000万円で入団した逸材もいました。彼らのプレーは凄かったですが、クリケットに対する意識も高い。試合に向けて入念に準備している姿勢や、試合後もランニングしている姿を見ると、日本人選手も見習う部分が多いと感じました。

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 悔しい結果に終わり、試合後に泣いている選手もいました。なかなか受け入れられない結果だと思いますが、「世界レベル」を体感したこの経験は彼らにとっても日本クリケット協会にとっても大きな財産になると思います。クリケットのW杯は決勝トーナメントに進めなかったチームも、参加16カ国の順位をつけるために、別のグループでグループ敗退したチームと計6試合戦います。これは大変ありがたいシステムですし、日本も6試合戦って収穫と課題も明確になったと思います。試合を観戦した僕も大きな刺激を受けました。U19の選手たちに感謝すると共に、世界のトップレベルと同じグラウンドで戦えるように日々レベルアップしていきたいと思います。