【スポンサーリンク】

イチローが言及した「プロアマ問題」 時代遅れの制度を見直すべき  

 木村昇吾です。オーストラリアのメルボルンを拠点にクリケットをしています。今回は現役引退を発表したマリナーズのイチロー選手についてお話しさせて頂きます。

 

 イチロー選手が21日の開幕2戦目・アスレチックスの試合終了後、現役引退を発表しました。1時間25分の会見を食い入るように見ていましたが、時間が経つのがあっという間でした。もっと続けてほしい、本当に辞めてしまうのかという信じられない気持ちは今でもあります。

  

 7歳年上のイチローさんは、他のプロ野球選手と同様に僕も子供のころから憧れのスーパースターでした。オリックスの本拠地だったグリーンスタジアム神戸(現・ほっともっとフィールド神戸)、大阪の日生球場にもよく足を運びました。打って、走って、守って。すべてが異次元の動きでその一挙手一投足から目が離せませんでした。僕がプロ入り入団後は、イチローさんがメジャーリーガーで活躍されていたため同じグランドでプレーすることは叶いませんでした。ただプロ野球選手になって改めて凄さを実感します。日本で7年連続首位打者、米国で10年連続200安打、メジャー史上最多のシーズン262安打…こんな凄い選手は2度と現れないと思います。

 

イチローさんが引退会見で「プロアマ問題」についておっしゃっていた以下の言葉も興味深かったです。「プロの選手、プロの世界というよりも、アマチュアとプロの壁というのが日本は特殊な形で存在しているので。今日をもってどうなんですかね。そういうルールって。どうなんだろうか。今までややこしいじゃないですか。たとえば極端に言えば、自分に子供がいたとして、高校生であるとすると、教えられなかったりというルールですよね。そういうのって変な感じじゃないですか。今日をもって元イチローになるので、それは小さな子供なのか、中学生になのか、高校生になのか、大学生になるのかはわからないですけど、そこには興味がありますね」。

 

 これは、プロ野球選手が皆疑問に思っていることだと思います。現在、元プロ野球選手は「資格回復講習」を受講しなければ、高校生以上のアマチュア選手に指導や接触することができません。息子とのキャッチボールもできないのです。他のスポーツでは考えられないことですし、米国でもこのようなルールはないと聞いています。1961(昭和36)年にプロとアマチュアの間で起きたトラブルが発端になっていますが、時代は平成も終わりに差し掛かり、新しい元号の時代に入ろうとしています。プロアマ間も雪解けに向かっていますが、イチローさんやプロ野球選手が高校生に教えられない日本の現行制度を早急に見つめ直す必要がるように感じます。

f:id:imp0201:20190325101446j:plain

木村 昇吾(きむら・しょうご) 1980年4月16日、大阪府生まれの39歳。尽誠学園で3年夏に甲子園出場。愛知学院大に進学し、遊撃手でベストナインを5度獲得するなどリーグ通算打率・318、5本塁打。02年ドラフト11位で横浜に入団。07年オフに広島にトレードされ、11年は遊撃のレギュラーをつかみ、自己最多の106試合出場で37犠打をマーク。15年オフにFA権を行使したが移籍先が難航し、西武にテスト生で入団。昨年限りで戦力外通告を受け、クリケットに転身。インドのプロリーグでの活躍を目指す。あずさ夫人と子供は1男2女。 木村昇吾公式サイト(http://shogokimura.net/)