木村昇吾 「池江璃花子選手が全快して笑顔の日が早く戻ることを心から祈るばかり」

 木村昇吾です。今回は12日に白血病を患っていることを公表した競泳女子の池江璃花子選手についてお話しさせて頂きます。

 

 池江選手は僕がクリケットで現在拠点にしているオーストラリアで合宿をしていました。体調不良で合宿を予定より早く切り上げて帰国したのですが、第一報を聞いた時は驚きで声が出ませんでした。池江選手やご家族、指導者の皆様の心中を察すると、色々な感情が入り混じり、表現するのが非常に難しいです。

 

 

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 日本記録を次々と塗り替えていた水泳界のエースとしてだけではなく、女性アスリートとして競技の枠を超えた存在だと思います。競技は違いますが、発言や姿勢を見ていて尊敬できる部分が非常に多く、精神的にもタフだからこそ世界のトップ選手と渡り合えるのだと思います。病気を公表したツイッターの文章を拝読させて頂きましたが、人間性がにじみ出ていました。骨髄バンクへのドナー登録希望が殺到したという報道を見ましたが、池江選手の影響力の大きさを表していると思いますし、胸が熱くなりました。

 

 一方でトップアスリートとしての地位を築いても、水泳を離れればまだ18歳の女性です。ご家族にとってはかけがえのない娘です。池江選手の祖母が「水泳なんてやんなくていいから、とにかく長生きして」と語ったという言葉が深く印象に残りました。私の家族もかけがえのない存在ですし、池江選手のご家族や親族は本当に、本当に辛いと思います。命があってこそのスポーツですし、病気を乗り越えて生きるのがご家族の一番の願いだと思います。健康であることは当たり前ではありません。ただただ、池江選手が全快して笑顔の日が1日でも早く戻ることを心から祈るばかりです。

 

[前回の連載] 木村昇吾が明かす 広島のキャンプの凄さとは - IMPRESSION

木村 昇吾(きむら・しょうご) 1980年4月16日、大阪府生まれの38歳。尽誠学園で3年夏に甲子園出場。愛知学院大に進学し、遊撃手でベストナインを5度獲得するなどリーグ通算打率・318、5本塁打。02年ドラフト11位で横浜に入団。07年オフに広島にトレードされ、11年は遊撃のレギュラーをつかみ、自己最多の106試合出場で37犠打をマーク。15年オフにFA権を行使したが移籍先が難航し、西武にテスト生で入団。昨年限りで戦力外通告を受け、クリケットに転身。インドのプロリーグでの活躍を目指す。あずさ夫人と子供は1男2女。 木村昇吾公式サイト(http://shogokimura.net/)