クリケッターの木村昇吾です。豪州から10日に帰国しました。この経験を糧にまた、すぐにでも海外挑戦したいです。今回は想像以上に過酷な夏場のクリケットの試合についてお話しさせて頂きます。14日に佐野クリケットグラウンドで開催された試合は気温38度。群馬県館林市内に近い渡良瀬川の河川敷で屋根もなく、風よけもないため、直射日光が照りつけます。
30年以上プレーした野球は守備の時間が30分を超えることは少なく、ベンチで休む時間があります。ただクリケットは違います。守備だけで3時間以上立ちっぱなしで、試合も5時間を超えることが珍しくありません。14日の試合は打撃の調子が良く、47得点をたたき出しましたが、1時間を超える攻撃で暑さとの戦いでした。気温38度でヘルメットや防具も装着しているため、体感温度は40度を超えている感覚で意識ももうろうとしました。
クリケットは2人1組でノンストライカーと呼ばれるパートナーと交代で打ち続けます。打った後も走り続けるため、パートナーは打撃の途中で熱中症のため交代しました。僕も体力には自信がある方ですが試合後は頭痛を感じ、水風呂に入りましたが就寝前も頭痛を再び感じました。試合中は集中していましたが、心身ともに疲弊していたのだと思います。
クリケットは試合中に休憩する「ティータイム」がクローズアップされるなど、貴族のスポーツのイメージがあると思いますが、夏場の熱い時期はスタミナ、強い精神力、集中力が重要になります。長い試合は5日間連続でプレーします。暑さに負けない熱いプレーを見せていきたいですね。