木村昇吾連載第19回 異国で奮闘する本田圭佑に感銘 「有言実行」の生き様

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 こんにちは、木村昇吾です。オーストラリア北西部のダーウィンを拠点にクリケットの武者修行で3週間が経とうとしています。ロシアで開催されているW杯はこちらでも盛り上がっています。オーストラリアは予選敗退しましたが、周りはベスト4進出したイングランドを「おれたちの祖国だ」と応援している方が多いですね。

 

 日本代表は前評判が低かったにも関わらず、ベスト16に進出しました!競技は違いますが、オーストラリアでその戦いぶりを見て大きな活力になりました。今回は西野監督が大会2か月前に就任してかつてないほど逆風にさらされていました。「こんなに盛り上がらない日本代表はない」と批判にさらされるのを見て、不思議に思っていました。もちろん批判することはあるでしょうし、否定はしません。ただ日本を代表して戦ってくれる選手たちに「頑張れ」と言う声がもっとあっても良かったのかなと。少し寂しい気持ちになりました。

 

 その中で本田選手が大きな重圧の中、結果を出した姿勢は凄いと思います。僕はその生きざまに感銘を受けていました。強気な発言で自分へ重圧をかけることは誰にでもできることではありません。虚勢を張っていると言われても、虚勢を張り続けて結果を出せば本物。本田選手が「人の悪いところを粗探しして優越感にひたろうとしている人。悪口を言い合える仲間を見つけて安心する人。気持ちは分かるし、僕は味方ですからね」とツイッターで綴った時、ハッとさせられた方は多かったんじゃないでしょうか。途中出場した2戦目・セネガル戦で同点ゴールを決めた時は僕もうれしかったですし、本当にすごい選手だなと改めて思いました。

 

 本田選手だけではありません。3戦目のポーランド戦で全ての責任を背負い、ボール回しを指示した西野監督や体を張って最後まで走りぬいた選手たちには敬意の念を強く持ちました。日本代表の選手はドイツ、スペイン、フランス、トルコなど世界各国のクラブチームで活躍している選手が多いです。わずかな期間でも海外で活躍する難しさを感じているので僕も見習って頑張ります。

 

 最後に、西日本豪雨により各地で被害が広がっています。ニュースを見ると心が痛みますし、亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。避難生活を送られている方は大変な思いをされていると思います。行方不明の方もいらっしゃいますし、これ以上被害が広がらないことを祈るばかりです。

木村 昇吾(きむら・しょうご) 1980年4月16日、大阪府生まれの38歳。尽誠学園で3年夏に甲子園出場。愛知学院大に進学し、遊撃手でベストナインを5度獲得するなどリーグ通算打率・318、5本塁打。02年ドラフト11位で横浜に入団。07年オフに広島にトレードされ、11年は遊撃のレギュラーをつかみ、自己最多の106試合出場で37犠打をマーク。15年オフにFA権を行使したが移籍先が難航し、西武にテスト生で入団。昨年限りで戦力外通告を受け、クリケットに転身。インドのプロリーグでの活躍を目指す。あずさ夫人と子供は1男2女。 木村昇吾公式サイト(http://shogokimura.net/)