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2部から昇格した愛工大が1部優勝 元ロッテ・平井光親監督の指導方針とは

 「J.T. STRENGTH & CONDITIONING」の代表取締役社長として活動しているJ.T.(高橋純一)と申します。今回は愛知大学野球春季リーグ戦で99年秋以来、39季ぶり18度目の優勝を決めた愛工大についてお話しさせて頂きます。

 

 先日、うれしいニュースが入ってきました。かつてロッテで活躍した平井光親監督が指揮をとる愛工大が愛知大学野球1部リーグで9勝3敗の勝ち点4で優勝を飾り、6月に開催される全日本大学選手権の出場権を獲得しました。昨年の2部秋季リーグにて14季ぶりに昇格していきなり優勝したことは、選手にとっても大きな自信になったと思います。僕の脳裏に浮かんだのは学生コーチやマネージャーの子たちの表情でした。

 

 平井監督との最初の出会いは11年前の08年です。当時米国シカゴ・カブスの国際スカウトだった私が、オフシーズンのトレーニング指導を請け負っていた中国・江蘇ペガサスとロッテは提携関係を結んでいました。平井監督はロッテの野球振興の部署に所属していたのですが、バッティングコーディネーターとして江蘇ペガサスに派遣されていました。平井監督は一言で言えば「感性の人」だと思います。もちろん野球理論もしっかりされた方なのですが、選手の感性を重視します。指導する際も熱弁して助言するのではなく、ポイントだけをシンプルに指摘して選手に考えさせる。ロッテでの現役時代は91年に首位打者を獲得されているのですが、選手たちに自分のやり方を押し付けることはしません。17年から母校の愛工大の監督に就任。1年後の18年に「ウォーミングアップをしっかりやらせてくれ」とチームビルディングを含めたトレーニング及びコーチングサポートを依頼されました。

 

 愛工大は選手個々の能力が高いのですが、野球技術以外の部分の意識をもっと高めることができるのではないかと感じていました。チームが勝つために、個人では何が必要で、チームには何が必要かしっかり枠組みを考え、実行してみる。ウォーミングアップやトレーニングを漠然とやるのではなく、一つ一つの動作の意味を理解していなければ、効果が出ません。目標も答えられない選手が少なくなかったため、「全国優勝を目指そうよ」とハッパをかけました。学生トレーナーにも「いつも選手たちを見るのだから」と一緒に意識改革に取り組みました。私のできることは微力だったと思いますが、平井監督やコーチ、選手たち、学生コーチやマネージャーらチームを支えた裏方さんの頑張りでつかんだ優勝だと思います。

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 6月の全日本大学選手権にも出場します。まだまだ通過点。「愛工大旋風」で頂点を目指してほしいですね。