【スポンサーリンク】

JT連載 DeNA・佐野は「つなぎの4番」で強力打線の核に

 「株式会社J.T. STRENGTH & CONDITIONING」の代表取締役社長として活動しているJ.T.(高橋純一)と申します。今回はDeNAの新主将で4番を務める佐野恵太選手についてお話させて頂いてきます。

 

 今年は外国人が5人起用できるということで、この仕組みをフルに生かしているのがDeNAではないでしょうか。救援のエスコバー、パットンに加えて、打線は2年連続本塁打王のソト、日本で実績十分のロペス、日本野球への対応力の高さを見せている新外国人・オースティンが同時にスタメンに出場することが可能になりました。

 

 この強力打線の4番に抜擢されたのが佐野選手です。13日現在で打率.351、0本塁打、8打点。高打率ですが、本人は納得していないと思います。長打力がストロングポイントですが開幕して20試合でアーチはなく、得点圏打率.208と決して高くありません。ただ、大黒柱として長年チームを支えてきた筒香嘉智選手が昨季限りで退団した後、レギュラーでなかった選手が、「主将と4番」を託されてその重圧は計り知れないと思います。ここまでの働きぶりをラミレス監督や首脳陣は評価しているのではないでしょうか。

 

 私が佐野選手と重なるのはロッテのサブロー選手です。05年に「つなぎの4番」として打率.313、14本塁打と活躍し、31年ぶりのリーグ優勝、日本一に大きく貢献しました。私は当時、ロッテのコンディショニング・コーディネーターとして近くで見ていましたが、サブロー選手は独特の存在感でチームの中心的存在でした。本塁打だけならもっと打てる外国人選手がいたし、確実性で言うならば高打率を残す選手もいましたが、4番というピースにピタリとはまったのがサブロー選手でした。状況に応じてチャンスメーク、走者を還す役割、試合をひっくり返すアーチも打ちました。派手さはなくても貴重な働きぶりで、チームを「勝たせる選手」でした。

f:id:imp0201:20200713180530j:plain

 今のDeNA打線は梶谷隆幸選手、オースティン、ソト、ロペス、宮崎敏郎選手と確実性と長打力を併せ持つ選手がズラリそろっています。佐野選手が「自分で決めよう」と思わなくても、開幕から続けている次の打者に「つなぐ打撃」を続ければ自然と本塁打数が増え、得点圏打率も上がると思います。ラミレス監督は自身の考えを熟知して信頼を寄せているからこそ佐野選手を4番に指名したのでしょう。今後の活躍が楽しみですね。