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JT連載 高いパフォーマンスを発揮するために重要なのは「グラウンド外での過ごし方」

 「株式会社J.T. STRENGTH & CONDITIONING」の代表取締役社長として活動しているJ.T.(高橋純一)と申します。今回はプロ野球でパフォーマンスを発揮するために重要となる「グラウンド外」での過ごし方について、お話させていただきます。

 

 今年は新型コロナウイルスの影響で、当初より3カ月遅れて6月19日に開幕しました。120試合の変則日程で6連戦が続く過密スケジュールのため、選手が心身にかかる負担は大きいと思います。当面は無観客試合で、テレビを見ても首脳陣や選手たちが感染予防でマスクをつけて、ハイタッチではなく「空タッチ」、「肘タッチ」している姿が見られます。野球はグラウンドで行われていますが、選手たちはコロナ感染のリスクを考慮し、サヨナラ勝ちの際も抱き合ったり喜怒哀楽の感情を爆発させるわけにはいきません。当たり前の日常がまだ戻っていないのが現実だと思います。

 

 コロナの影響はグラウンド外にも及んでいます。一部の球団で選手たちは遠征先も極力外出を控えるように通達されていると聞きました。外に出て美味しいものを食べるのはリフレッシュにもなりますし、気持ちを切り替える上で重要な要素だと思います。ただ、現状は遠征先のホテルで食事を食べる機会が多いでしょう。これは致し方ないことだと思います。選手はストレスを感じるでしょうが、違う見方をすれば、このような行動が制限された環境でどのように心身のコンディションを整えるか、真のプロフェッショナルを試されている機会だと思います。

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 私がメジャーリーグのサンディエゴ・パドレスで通訳兼コンディショニング補佐をしていた時に通訳を担当した大塚晶文さん(現中日派遣コーチ)は1イニングの救援登板で最高のパフォーマンスを発揮するために、残りの23時間以上をどう過ごすか、睡眠、食事、練習とすべて逆算して組み立てて生活していました。以前の連載でも言及しましたが、大塚さんほどプロ意識の高さを感じさせる選手はいませんでした。超一流と呼ばれる選手はグラウンド外でも相応の振る舞いが求められます。若手も第一線で長く活躍している選手がユニフォームを脱いだ時の過ごし方を見ると参考になることが多いと思います。