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高校野球で公立校が導入すれば強豪校を倒せる秘策とは

 「J.T. STRENGTH & CONDITIONING」の代表取締役社長として活動しているJ.T.(高橋純一)と申します。今回は高校野球での導入をお勧めする「コンディショニングコーチとのアラインス」についてお話しさせて頂きます。

 

 アライアンスという単語は聞き慣れないかもしれません。複数の異業種企業が互いのプラスアルファのために協力し合う経営スタイルの一つで、ビジネスの世界では業務提携や戦略的同盟とも呼ばれます。私はプロ野球の主にトレーニング(強化・育成)、メディカル(治療)、リハビリから構成されるコンディショニングサポート部門(トレーニング担当)に所属していた経験から、現在は独立して様々な企業とアライアンスとしてパートナー企業がそれぞれの持つ強みや特色を生かし、チームを構成し、クライアントとなる企業、スポーツチーム、アスリートなどが機能改善や育成・強化などのトレーニング、治療、栄養などサポート体制を整えられるよう活動を進めています。

 

 外から見ていて感じるのが、高校野球はアライアンスによるコンディショニングサポートを充実させれば、劇的にチームが変わる可能性を秘めていることです。プロ野球選手の中でも中学時代は特別目立った選手ではなかったのが、高校で大化けしたケースが少なくありません。高校の3年間はそれだけ伸びしろを秘めているということを証明しています。

 

 今は無料動画サイト「YouTube」、インターネットなどで個々が野球の技術を習得できる便利な時代です。技術の差は練習の質と量で埋められる一方で、まだまだ改善の余地があるのが心と体のコンディショニング部分の強化です。体を大きくするためにはただウェイトトレーニングで重い機材を持ち上げ、食事を大量に摂取すれば良いわけではありません。トレーニングにおいてもウェイトトレーニングだけでなく、総合的に柔軟性や動きの強化、コーチングによる思考や行動の導き、ランニング、ウォーミングアップなど正しいフォームで個々の選手に合った強化方法があります。栄養面もしかりです。食事はケガをしにくい強靭な肉体を作る上で非常に重要です。

 

 また、心のコンディショニングも力を入れなければいけません。強いチームは勝者のメンタルが植え付けられ、部員1人1人、組織の方向性が一つに向いています。公立高校は私学のように選手を集められないですが、外部のコンディショニングコーチがサポートするアライアンスを導入することで強豪校を倒せることは十分に可能だと思います。 

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 昨夏の甲子園では秋田代表の県立高校・金足農が鹿児島実業、大垣日大、近江、日大三、横浜と強豪校を次々に撃破して決勝進出と「金農旋風」を巻き起こしました。もちろん、秋田県予選から甲子園の決勝まで全試合を1人で投げ抜いたエース・吉田輝星投手の貢献度が非常に大きいですが、他の選手も守備は堅実で、打撃も次の塁を奪う意識が徹底していました。私学の強豪校のように身体能力がずば抜けて高い選手をそろえなくても、金足農のように勝てるチームを作ることは可能なのです。一致団結して勝つことは高校生にとって大きな成功体験になります。個人的に一つでも多くの高校をサポートしたいですね。