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新型コロナでプロ野球の開幕延期 優勝争いが「意外な展開」になる可能性も

 「J.T. STRENGTH & CONDITIONING」の代表取締役社長として活動しているJ.T.(高橋純一)と申します。今回は新型コロナウイルスの影響で開幕が4月10日以降に延期されたプロ野球についてお話させていただきます。

 

 新型コロナの影響で、プロ野球、Jリーグや他のスポーツイベントが延期となり、春の選抜高校野球も戦後で史上初の中止になりました。出場予定だった選手たちが思わぬ形で夢の舞台を奪われて涙を流す姿を見て、言葉を失いました。高校野球だけでなく他のスポーツでも大会に出場できなかった子供たちがたくさんいると思います。日程の問題などで主催者、主催団体は大変だと思いますが、スポーツに打ち込んできた子供たちの努力に報いるためにも、開催時期をずらして行うなど特例措置を取ってほしいです。

 

 プロ野球も当初の3月20日から4月10日以降の開幕に変更が決まりました。日程がタイトとなり、クライマックスシリーズや球宴の中止が検討されているとメディアで報じられていますが、当初の開幕に間に合わなかった選手たちも開催延期で出場することが可能になり、ペナントレースも大きな影響を及ぼすと思います。

 

 私は2011年3月11日に東日本大震災が発生した際はヤクルトのコンディショニング・コーディネーターとして在籍していました。当時は全国各地の原子力発電所の運転停止で電力供給の問題が浮上したため、12球団全ての本拠地球場で照明の減灯、ドーム球場では夏の冷房設定温度の引き上げなど節電を実施しました。さらに、延長戦の規定に「試合開始から3時間30分を超えて9回を超える新しいイニングに入らない」と特別ルールが設けられました。ヤクルトはこの年のシーズン前、下馬評は高くなかったのですが、強力な投手陣を中心に失点を防ぐことに重点を置いたスタイルで夏場まで首位を快走しました。引き分けは両リーグ最多の15。「3時間半ルール」の影響は明らかでした。終盤に息切れして中日に逆転優勝を許しましたが、東日本大震災という日本の災害史上に残る悲劇的な出来事があった年だったので鮮明に記憶しています。

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 今年のシーズンも開幕が延期となり、スケジュールがタイトになることで投手陣の台所が苦しいチームは首脳陣が頭を悩ませると思います。新型コロナの影響で行動が規制され、日本国内だけでなく世界中も暗い雰囲気に包まれていますが、スポーツはエンターテイメントとして人々の心を突き動かす力があると実感しています。また、プレーしている選手たちも球場やテレビを見て応援してくれるファンの存在が大きな励みになっています。オープン戦が無観客試合で行われ、選手たちはファンのありがたみを改めて感じたと思います。大観衆の中でプロ野球が再開される日が1日も早く来ることを祈るばかりです。

高橋純一(たかはし・じゅんいち)  1976年8月18日、神奈川県横浜市生まれの43歳。MLBサンディエゴパドレスで通訳兼コンディショニング補佐を務めた後、千葉ロッテマリーンズ、ヤクルトスワローズ、DeNAベイスターズファーム等でチーフトレーナーとして活動。17年より独立。幅広いストレングス&コンディショニング領域をアレンジ、シンプル化させ、「俺、最高。」「やってみるをかなえる。」をキーワードに老若男女問わず、自分の肉体の可能性を高め、向上していくサポートを行う。コーポレートコンディショニングという企業のトレーニング意識を変えるコーチングも担う。 J.T. STRENGTH & CONDITIONING コーポレートサイト(http://www.jt-sc.com)