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野村克也さんの講義で心に残っている「ある言葉」とは

 「J.T. STRENGTH & CONDITIONING」の代表取締役社長として活動しているJ.T.(高橋純一)と申します。今回は2月11日に亡くなられた野村克也さんについてお話をさせて頂きます。

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 私はロッテ、ヤクルト、DeNAでコンディショニング・コーディネーターしてお世話になりましたが、ヤクルト時代の2012年シーズンオフに首脳陣や選手、トレーナーを含むスタッフが集められ、野村さんが特別講師としてお越しだいたく機会がありました。その時のお話は野球という枠を超えて、1人の社会人として、人生を歩むうえで大事なことなどを話していただき、感銘を受けました。特に印象に残った言葉が、「プロの世界はまさに自己管理の世界」です。現役時代に捕手という重労働のポジションでNPB2位の通算3017試合に出場し、監督としても数多くの選手を育ててきた野村さんの言葉は非常に説得力がありました。

 

 故障者が多いチームはコンディショニンググループ(S&C、治療、リハビリ、栄養部門)の責任をメディアに糾弾されることが多く耳にします。もちろん、コンディショニンググループの責任がないわけではありません。ただケガをするイコールでトレーナーの能力が低いという考えには疑問を感じます。1人でも多くの選手を万全に近いコンディションでプレーさせてあげたいという立場で仕事をしてきましたが、試合に出続ける選手は大けがをしない努力をしていたという点がもっと評価されるべきだと思います。金本知憲選手、鳥谷敬選手、坂本勇人選手、青木宣親選手…、超一流と呼ばれる選手たちは死球でも大けがをしないようなよけ方をしますし、少しのケガでも試合に出続ける精神的な強さがあります。成績を残すことはもちろんですが、試合に出続けるということは本当にすごいことだと思います。「無事是名馬」という言葉がありますが、今後のプロ野球も「鉄人」と呼ばれる選手が出てきてほしいですね。

高橋純一(たかはし・じゅんいち)  1976年8月18日、神奈川県横浜市生まれの43歳。MLBサンディエゴパドレスで通訳兼コンディショニング補佐を務めた後、千葉ロッテマリーンズ、ヤクルトスワローズ、DeNAベイスターズファーム等でチーフトレーナーとして活動。17年より独立。幅広いストレングス&コンディショニング領域をアレンジ、シンプル化させ、「俺、最高。」「やってみるをかなえる。」をキーワードに老若男女問わず、自分の肉体の可能性を高め、向上していくサポートを行う。コーポレートコンディショニングという企業のトレーニング意識を変えるコーチングも担う。 J.T. STRENGTH & CONDITIONING コーポレートサイト(http://www.jt-sc.com)