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山口俊は「底なし」の潜在能力 メジャーで大ブレークする可能性も

 「J.T. STRENGTH & CONDITIONING」の代表取締役社長として活動しているJ.T.(高橋純一)と申します。今回はポスティング・システム制度でメジャー移籍の希望を表明した巨人・山口俊投手についてお話させていただきます。

 

 山口投手がDeNAでプレーしていた時、私も15、16年とファームチーフトレーナーで在籍していました。06年にチームトップの11勝を挙げるなどエースとして投手陣を牽引しましたが、山口投手の凄さは底が知れない潜在能力です。スタミナ十分で直球、変化球とも一級品。今年は巨人で15勝4敗、防御率2.91と申し分ない数字で最多勝、勝率・789で最高勝率、188奪三振で最多奪三振と「投手3冠」に輝きましたが、驚きはありません。この数字が目一杯ではなく、もっとできるのではないかと思わせるのが山口投手の凄みだと思います。

 

 メジャーに対するあこがれが強かったのはDeNA当時からでした。16年オフに巨人にFA移籍した時は驚きましたが、今回のメジャー移籍という決断も驚いた人が多かったのではないでしょうか。巨人で周囲にも認められる地位を築いたにもかかわらず、その環境から飛び出してメジャーに挑戦する決断はなかなかできるものではありません。その勇気は凄いと思います。精神面の弱さを指摘する声も聞かれますが、注目度の高い巨人にFA移籍し、重圧がかかる中で結果を残してたくましくなった印象があります。 

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 私は過去にメジャーリーグのサンディエゴ・パドレスで通訳兼コンディショニング補佐をしていた時期がありましたが、異国の地でプレーする選手が結果を残すことは非常に難しいと感じました。選手は通訳をつけるとしても日本より同僚と満足に会話ができない環境で、孤独を感じる時も当然あります。高いパフォーマンスを発揮するためには、グラウンド以外で過ごす時間が重要です。山口投手は衣食住を含めて初めて味わうことばかりで戸惑うことも多いと思いますが、その試練を乗り越えた時に凄い成績を残しても決して不思議ではありません。先発、抑えで実績を残してきただけに、メジャーでも獲得に興味を示す球団が多いのではないでしょうか。海の向こうでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、本当に楽しみですね。