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選手の故障未然に防ぐ アマチュア界に指導者資格の導入を

 「J.T. STRENGTH & CONDITIONING」の代表取締役社長として活動しているJ.T.(高橋純一)と申します。今回は指導者資格の重要性ついてお話しさせて頂きます。

 

 今年の1月にDeNAの筒香嘉智選手が記者会見を開き、選手の将来より結果が重視されるアマチュア球界にシステムや指導法の改善を訴えました。現役の選手がこのような会見を行うのは異例の出来事でしたが、筒香選手の言葉には非常に説得力があり、アマチュア界の指導者の心に響いたと思います。

 

 筒香選手も言及していましたが、成長段階の学生時代に投手が肘、肩を壊してしまうのは由々しき事態だと思います。トレーナーの観点から分析すると、①オーバーユース(投げすぎによる酷使)、②正しい投球フォームを指導者に教えられていない、③肩、肘を含めた体のどこかに異変がある。この3点が故障を招く大きな原因になっていると感じます。

 

 特に気になるのが②です。自分に合った投球フォームは選手個々で違います。この形から外れた投げ方を指導者に命じられて繰り返すうちに肩、肘に負担がかかり故障するケースが少なくありません。これは子供にとっても悲劇で、「教えてもらった指導者と合わなかった」で、片付けてはいけない問題だと思います。

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 そこで個人的にお勧めしたいのが、アマチュア界で指導者資格の導入です。指導者たちが最低限の知識、理論を学んで共有することで、子供たちへの教え方も変わってくると思います。もちろん肩、肘を酷使しないためにも球数制限は検討しなければいけないテーマですが、正しいフォームで投げなければ、20、30球投げただけで体に異変が生じる危険性があります。小・中学生はスポンジのように教えられたことを吸収して加速度的に成長します。理にかなったフォームで投げることを教える指導者の役割は非常に重要です。自分の経験則だけに基づいた指導論だけでは限界があります。子供たちの将来を考えても指導者資格の導入はメリットが大きいと思います。