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NBAドラフト1巡目入団の八村塁 米国の大学で過ごした大きなメリットとは

 「J.T. STRENGTH & CONDITIONING」の代表取締役社長として活動しているJ.T.(高橋純一)と申します。今回はNBAドラフト2019でワシントン・ウィザーズから1巡目指名(全体9位指名)で入団した八村塁選手(ゴンザガ大学)についてお話しさせて頂きます。

 

 NBAドラフト1巡目指名は日本人史上初の快挙です。バスケット界のみならず、日本のスポーツ界にとって大きな出来事ですし、八村選手の存在に刺激を受け、バスケットをする子供が増えるのではないでしょうか。それぐらいの影響力がある快挙だと思います。八村選手のスケールの大きいプレーはもちろん凄いのですが、個人的に感じたのは「人間力」です。入団会見を見ていましたが、受け答えがしっかりしていて自分の軸をしっかり持っている。「八村選手にとって夢を叶えることとは?」という質問に、「どれだけ自分を信じるか。いろいろな意見があると思いますが、それでもどれだけ夢に向かって信じてやっていくかが大事だと思います」と語った言葉が非常に印象的でした。NBAでプレーするという夢を信じて、それを実現するために努力を積み重ねた姿に敬意を示します。

 

 八村選手は米国の大学で4年間過ごしたこともプラスに作用しているのではないでしょうか。私も大学卒業後単身渡米し、スポーツ科学コーチング修士号を取得しましたが、米国は将来アスリートとしてプロを目指す選手たちも学業で成績を残さなければ卒業できません。「学生の本分は勉学にある」ことを実践しています。異国の日本から入学した八村選手はバスケだけでなく、勉強にも多くの時間を割いたと思います。バスケットだけで4年間を過ごさず、教養も身につけて多くのことを大学時代に学んだでしょう。この経験は社会に出ても必ず役に立つと思います。

 

 私は日本の大学もこの米国のシステムに見習うべき点が多いように感じます。日本は中学、高校、大学ので遊ぶ時間を犠牲にして受験勉強に取り組みます。そして、大学に入ると卒業のハードルが低いケースが多いため、勉強しなくなる傾向があります。スポーツ推薦で入ってきた子供は特に顕著です。指導者も「野球だけやっていればいい」というスタンスが少なくないため、部員はまったく勉強せずに大学を卒業してしまいます。自主的に勉強できる大学の期間にもったいない過ごし方をしているように感じます。

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  八村選手のように、今後は米国の大学に入学してNBAを目指す若者が増えるかもしれません。子供たちの目は八村選手、メジャーリーガーの大谷翔平選手、陸上のサニブラウン・ハキーム選手、桐生祥秀選手ら世界で活躍するアスリートに向けられています。日本も世界で活躍するアスリートを育てるため、「ただスポーツをやらせればいい」ではなく、勉強を含めた教育に力を入れるべきではないでしょうか。