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韓国旅行した日本人観光客が明かした「偽らざる本音」とは

 日韓関係はかつてないほど悪化している。韓国では日本製品の不買運動など反日デモが各地で起き、日本国内では表立ったデモは起きていないが、SNS上は「嫌韓」ユーザーの韓国を批判するコメントであふれている。

 

 小学館の週刊誌・週刊ポスト(9月20・27日合併特大号)の企画特集「韓国なんて要らない」は大きな反響をん呼んだ。同社に仕事に携わっていた作家たちが「差別的だ」と抗議する事態となり、発行元の小学館は謝罪したが、今度はSNS上で「謝る必要はない。嫌ならそんな作家は小学館の仕事をしなければいい」、「なぜ韓国のヘイトスピーチを黙認して、日本は何も言えないの?表現の自由でしょ。韓国と関わりたくない。これが日本国民の大半の総意」など批判の書き込みが殺到した。

 

 外務省は韓国への渡航者に注意喚起する「スポット情報」を出している。では実際に韓国に行った日本旅行客は韓国に行ってどう感じただろうか。性別、年齢、韓国に対する印象が全く違う2人の日本人に旅行の感想を聞いてみた。

 

 1人目は都内在住の専門学校生・田辺麗乃亜さん(18)。韓国の人気アイドルグループ「TWICE」のファンで、韓国グルメや化粧品の買い物などを目的に過去に2度韓国旅行している。8月上旬に3度目の韓国に行く際は女友達と2人で準備をしていたが、不安もあったという。「母親が『あんた、韓国行っても大丈夫なの?』って言ってきて…。政治とかよくわからないけど確かに行きづらい雰囲気じゃないですか。でも今までも危ない目に遭った事とか全然ないし、大丈夫かなって。甘いかもしれないですけど…」。

 

 ソウルで2泊3日の旅行。実際に行ってどうだっただろうか。「全然今までと変わらなかったですね。反日デモ?ありましたよ。でもあまり盛り上がったなかったかな。それより文大統領辞めろ!というデモの方が人がたくさんいた。飲食店やホテルでも日本人ということを隠さないで行動していたけど、『ああ、そうですか』という感じ。来年もまた行くと思います」と声を弾ませた。同月下旬には日本人の女性観光客が韓国人男性に頭をつかまれるなどの暴力をふるわれたことがメディアに大きく取り上げられたが、どう感じただろうか。「うーん…」としばらく押し黙った後に続けた。「こう言ったら誤解されるかもしれないけど、日本でも韓国でもおかしな人いますよね?韓国で起きたからってそれで危険だってなるのは…。暴力をふるった人は韓国国内でも『韓国の恥』って叩かれてます。うーん、何か難しいですね」と声を落とした。

 

 もう一人は50代前半の男性。本名は「職場に怒られるから勘弁してほしい」ということで、田中道雄さん(仮名)。7月に仕事の出張で30代後半の部下と共に韓国・仁川を訪れた。実は韓国に行ったのは今回が初だった。「韓国に行く前はあまり良い印象はなかったね。できれば行きたくないぐらいだった。でも行ってみたら、拍子抜けするぐらい快適に過ごせた。ご飯はおいしいし、地下鉄の中で日本語を話していたら振り向く人はいたけど、別に敵意は感じなかった。たまたまかもしれないけど…。驚いたのは日本語がいろんな場所で通じたこと。1週間韓国に行ったけど、飲食店に行ったらお年寄りだけでなく、若い人でも片言の日本語を話せる人が多かった。日本人旅行客が多いからかな?韓国人に対して嫌な感情はないね」と振り返った。韓国旅行に行って、韓国に抱いていた印象は変わったが、複雑な思いもあるという。「文在寅大統領のうちは、韓国と外交上仲良くなるのは難しいかなと思う。安倍政権のやり方は支持している。言うべきことは言わないと。それは嫌韓じゃないけど当たり前のことだから。今までの政権が目を背けてきたからこうなっている。旭日旗の問題とかも一歩も引き下がったらダメ。まあこう言っちゃうと韓国のことはやっぱり嫌いなのかとなるけど」と苦笑いを浮かべた。

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 2泊3日、1週間の旅行だけでは韓国の実像は見えてこないという指摘があるだろう。実際その通りだと思う。韓国で反日教育が行われている現実は受け止めなければいけないし、歴史観を巡り埋めがたい考えの隔たりはある。だが、見聞きしたメディア報道だけでは分からない真実もある。日本人と韓国人。情報が氾濫している社会で互いを知らないままに関係が悪化し、民間交流が断絶する動きは避けるべきではないだろうか。(インプレッション編集部 中町寿)