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「優秀な人材を集めただけでは勝てない」 プロ野球と一般企業に共通する組織論とは  

 「J.T. STRENGTH & CONDITIONING」の代表取締役社長として活動しているJ.T.(高橋純一)と申します。今回はプロ野球で培った組織のマネジメントについてお話しさせて頂きます。

 

 私はロッテ、ヤクルト、DeNAのトレーナー部門で働いていました。コンディショニング・コーディネーターという肩書で働いているため、健康や運動を連想される方も多いと思いますが、活動内容は組織のマネジメントについて助言をさせて頂く機会が非常に多いです。チームを一つの方向に向かせることは簡単なようで困難な作業です。プロ野球選手は優勝するために戦っていますが、個々の選手の置かれた状況はそれぞれ違います。ケガでイライラしている選手がいれば、思うような成績を残せず2軍に降格して気持ちが切れそうな選手もいます。そこで問われるのが指導者の能力です。必要不可欠な選手として訴える際に言葉の掛け方が重要ですし、裏方のサポートも必要なことを痛感しました。

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 これはプロ野球の世界でなく、一般企業にも当てはまると思います。収益を上げたいと管理職が思っていても、社員は違う方向を向いてしまっている。コミュニケーションが図れていないため、組織がバラバラになっていることは珍しくありません。私は組織のマネジメントという観点で、特に中小企業のアドバイザーとして関わらせて頂く機会が多いのですが、重要なのは個々の社員が「自分の会社に対してどう思っているか」、「どうしたら会社に愛着を持てるか」、「どうしたらワクワクした気持ちになれるか」という思いです。一見冷めているように見える社員も、腹を割ってしっかり話し合えば、誰よりも会社に対して情熱的な思いを持っていることはあります。もちろん、急にそんな取り組みをすることはなかなか難しいと思います。社外の第三者である立場から働きかけて、そのきっかけ作りができればと考えています。

 

 コーチング、組織と個人に対するアプローチ、ワクワク感。この3点は組織づくりの中で重要な要素だと考えています。その中で体を動かす取り組みも上司と部下、社員同士の絆を深める上で有効に活用するべきだと思います。ゲーム性を持った運動をすることで、仕事では見えなかった互いの一面を発見できるかもしれません。米国の企業はエクササイズを積極的に導入していますが、これは健康面だけの効果を意図しているわけではありません。体を一緒に動かすことで会話も増えて円滑なコミュニケーションの手助けにもなります。プロ野球も一般企業も、優秀な人材をかき集めるだけでは目的を達成できません。目標に向かって同じベクトルを向いていることが重要です。日本も近年は組織のマネジメントを重視してエクササイズに興味を持っている企業が増えているので、是非手助けさせて頂ければありがたいですね。

高橋純一(たかはし・じゅんいち)  1976年8月18日、神奈川県横浜市生まれの42歳。MLBサンディエゴパドレスで通訳兼コンディショニング補佐を務めた後、千葉ロッテマリーンズ、ヤクルトスワローズ、DeNAベイスターズファーム等でチーフトレーナーとして活動。17年より独立。幅広いストレングス&コンディショニング領域をアレンジ、シンプル化させ、「俺、最高。」「やってみるをかなえる。」をキーワードに老若男女問わず、自分の肉体の可能性を高め、向上していくサポートを行う。コーポレートコンディショニングという企業のトレーニング意識を変えるコーチングも担う。 J.T. STRENGTH & CONDITIONING コーポレートサイト(http://www.jt-sc.com)