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成績だけではない ヤクルト・青木がチームに与える影響力とは

 「J.T. STRENGTH & CONDITIONING」の代表取締役社長として活動しているJ.T.(高橋純一)と申します。今回はヤクルトの青木宣親選手についてお話しさせて頂きます。

 

 私はヤクルトのコンディショニングコーディーネーターだった時期に青木選手の姿を間近で見ていました。青木選手の凄さは現状に満足せず、常に高みを目指す探求心です。どんなに凄い成績を残してもまったく浮つきません。練習に没頭している時は極限まで集中力を保ってひたすら打ち続けていました。 

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  日本で首位打者3回、最多安打2回、盗塁王1回と輝かしい実績を積み重ねてきましたが、目に見えない苦労もあったと思います。11年オフにポスティングシステムでメジャー挑戦を表明し、ブルワーズが交渉権を得ましたが、翌12年1月に球団施設でワークアウトを受けて球団首脳のチェックを受けてから入団が決まりました。メジャーでの6年間で7球団を渡り歩き、通算打率・285は立派な数字です。新しい環境に適応するために変化をしながら、自分を貫く部分はしっかり貫いて結果を出し続けていました。毎年のようにチームが変わることで求められるスタイルも変わりますし、その要求に対応するために試行錯誤を繰り返してきたと思います。その中でメジャー通算774安打を打ち、日米通算2000安打を達成した偉業は凄いことです。この6年間で野球の技術が上がっただけでなく、精神的にもタフになったのではないでしょうか。

 

 ヤクルトは17年の最下位から昨年は2位と大躍進しました。関係者に聞くと「青木の存在が大きい」と口をそろえて話していました。メジャーから日本球界に戻ってきた選手は打席でタイミングの取り方に苦労することが多い中、青木の対応力は目を見張るものがありました。打率・327、10本塁打で二塁打はリーグ最多の37。シーズン中盤からはチャンスメーカーとして申し分ない働きぶりでした。チームに与えた好影響は額面の成績だけではありません。劣勢の状況でもベンチでチームを鼓舞する姿は頼もしかったですし、いかにチームを勝たせるかを常に考えてプレーしているように感じました。

 

 今年は大型補強した巨人がリーグ4連覇を目指す広島の対抗馬として注目されていますが、ヤクルトもリーグ優勝を十分狙えると思います。山田哲人選手、バレンティン選手、川端慎吾選手、中村悠平選手、石川雅規投手など15年の優勝経験者がたくさんいますが、青木選手がこの中に入ったことでチーム力が大きく上がったと感じるのは私だけではないと思います。今年もチームに不可欠なリーダーとしてグラウンドで輝き続けてほしいですね。

高橋純一(たかはし・じゅんいち)  1976年8月18日、神奈川県横浜市生まれの42歳。MLBサンディエゴパドレスで通訳兼コンディショニング補佐を務めた後、千葉ロッテマリーンズ、ヤクルトスワローズ、DeNAベイスターズファーム等でチーフトレーナーとして活動。17年より独立。幅広いストレングス&コンディショニング領域をアレンジ、シンプル化させ、「俺、最高。」「やってみるをかなえる。」をキーワードに老若男女問わず、自分の肉体の可能性を高め、向上していくサポートを行う。コーポレートコンディショニングという企業のトレーニング意識を変えるコーチングも担う。 J.T. STRENGTH & CONDITIONING コーポレートサイト(http://www.jt-sc.com)