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米軍駐留基地にミサイル攻撃したイランの「意外な真意」とは

 イランは8日未明、米軍と有志連合軍が駐留するイラク西部のアインアルアサド空軍基地にミサイル攻撃を実施した。イラン国営メディアと米国メディアが一斉に報じた。

 

 報道によると、攻撃は8日午前0時すぎに3回にわたって行われ、ロケット弾9発が着弾したという。イラク各地の米軍施設はこの数か月、ロケット弾攻撃を15回前後受けているが、攻撃を実行したと認める声明は出ていなかった。イランが米軍基地への攻撃を認めるのは今回が初めてになる。

 

 米国は年明けにイラン革命防衛隊の精鋭部隊・コッズ部隊のソレイマニ司令官を無人機攻撃により殺害。イラクの親イラン派は、結束して「報復」すると誓っていた。イランの今回のミサイル攻撃にネット上では、「弾道ミサイルと報道されてるな。 正規軍が射ったのか。国営発表なら、イラン側は、もう制御不能になるな。他の反米イスラム勢力も反応するだろ。 泥沼の開戦になる」、「とうとうイランから正式な声明でましたね。事実上の宣戦布告です。今年は大変な年になりそうだ」と米国とイランの開戦を危惧する書き込みが多い一方で、別の見方も。

 

 「ロケット弾攻撃ですから抑制的。本気なら陸上部隊投入で基地占領を狙う筈。だが地上軍(正規軍では無く革命防衛隊)投入すれば、米国への宣戦布告に等しい。その場合には米議会も対イラン戦争開始を支持しかねない。そうなればイランは破滅する。(米軍の大規模空爆や空母艦隊派遣で海上封鎖を受ければ、イラン経済は破綻。国民は政府に不満を持っていますから、内乱さえ起きかねない)。つまりイランは戦争を望んでいないが、メンツも立てたい。その為の限定的報復攻撃でしょう」、「一見すると米軍基地を攻撃した事と捉えられなが、『イラクの空港にロケット弾を撃ち込んだ』に過ぎない。米軍や米国人に対して人的物的被害がないのであれば、これは見方を変えれば、米国に対しての攻撃なのか、イラクに対しての攻撃なのかは断定できず判別できない。イランもあがた拳を下ろせないので、ギリギリの部分で報復したのではなかろうか。これで実力行使は納めて表面上の非難だけで終わらせて欲しいと願う」という分析も見られた。

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 戦争は悲劇しか生まない。今回の一連の経緯では、ソレイマニ司令官を「先制攻撃」で殺害した米国、トランプ大統領に対して「大義:がなく国際的に批判的な見方が強い。「もはや世界の警察官ではない」と主張し、自国第一主義を標榜しながら、他国に内政干渉するトランプ大統領の行動は矛盾に満ちている。過激な言葉と武力で己の力を誇示する姿勢に、他国が反感を持っている。米国政府はもっと敏感になるべきだろう。報復合戦がエスカレートしないことを願うばかりだ。