レイプされて犯人を殺害したインド人女性に無罪求める声が殺到 

 インド東部コルカタ郊外で4日、レイプされた後に生きたまま火を付けられた女性(35)が犯人の男(42)を炎の中に引きずり込んで殺害した。AEP=時事の報道によると、警察が明らかにしたもので、女性は顔と両手にやけどを負い、犯人の男は病院に搬送されたがやけどにより死亡した。女性は夫を亡くし、コルカタ北方の自宅で娘たちと暮らしていたが、一人でいる時に男にレイプされた後、体に灯油をかけられて火を付けられたという。

 

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 この事件は日本国内でも大きな反響を呼んでいる。犯人を殺害した女性に対し、「よく女性は命を落とさなかった。男の方は、死刑の手間がはぶけたということだと思う。女性には苦しくて痛くて怖かっただろうが、心身共に快復を祈りたい」、「法理論的に殺人になっても、刑罰を与える必要性を全く感じない。早く娘さんの元に戻って欲しいな」とSNSでは同情的な声、女性を無罪にするべきという主張が大半を占めている。

 

 インドでは女性に対する性的暴行事件の多発が社会問題になっている。インド政府は13年にレイプ犯罪の最低刑期を7年から20年に引き上げ、被害者を殺害したり、意識不明の状態にしたケースは死刑を適用する新法を制定した。さらに、ストーカー罪なども新設したが、凄惨なレイプ事件がその後も絶たない。男性優位のインド社会で女性蔑視、基本的人権に関する教育が届いてないことを原因に指摘する声が上がる。「インドの女性観って歪みすぎ。今までもこういうレイプして殺すまでがセットようになっている事件が頻発しているが、まるでゴミを捨てるような扱いでとても人間のすることじゃない。宗教的なものもあるかもしれないが、国を上げて教育し直さなきゃいけないのでは?」。このような書き込みを偏見と言えないぐらい、インドを見る目は厳しい。

 

 犯人を殺害した女性に刑罰が下されるかが注目される。たとえ罪を問われなくても、今後もインドに住み続けて再び危害に遭わないか懸念される。「女性のヤケドが軽傷である事を祈ります。子育て中の母親にとって両手の自由は子供を守る命綱と同じもの。そして私も同じ女ですので自分の顔に一生の痕がもし残ったら……。想像するだけで背筋が凍ります。件の女性のヤケドが重い様でしたら充分な先進医療を受ける為の基金を設立する等していただきたいものです」、「この女性、本当に負けずによく頑張った!女性というより、小さい子供を残して死ねないという母親の執念。火傷が早く治りますように。できれば他国に亡命するのがいいね。日本においで」。日本を含めた海外諸国の支援は女性や家族の励みになるだけに、これらのメッセージは一考の余地があるだろう。

 

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