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林昌範 シーズンオフも、プロ野球選手に「本当のオフはない」

 秋季キャンプも終わり、プロ野球はオフシーズンになりました。ペナントレースを戦った選手たちはもちろん、今月に開催された「プレミア12」で世界一に導いた侍ジャパンの選手たちは長丁場の戦いで疲労も相当たまっていると思います。束の間ですが心身をリフレッシュしてほしいですね。

 

 シーズン中に最高のパフォーマンスを発揮するために、シーズンオフの過ごし方は非常に重要です。僕が若手の頃は11、12月はじっくり休み、年が明けた1月の自主トレから体を本格的に動かすケースが多かったですが、今の選手たちは違います。秋季キャンプの感触を忘れないようにと、12月も室内練習場で打撃練習したり、肉体を進化させるためのトレーニングに打ち込むことが珍しくありません。1月に入るとボールを使った技術練習をやるイメージで、いつでも試合に入れる状態に持っていきます。

 

 僕は現役時代に中継ぎの期間が長く、首脳陣には「シーズンでたくさん投げたからオフは肩を休めろ」と助言を受けることが多かったので、肩、肘のケアに当てることに重点を置いていました。毎年投げ始めは不安でしたが、オフは休む勇気が必要だと自分に言い聞かせていました。同じ中継ぎ投手の中には、フォーム、指先の感覚を忘れたくないという理由でシーズンオフも投げ続ける選手もいました。どちらの過ごし方が正解とかはなく、個々の選手にあったやり方があると思います。 

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 ただ、野球をしていない時期も暴飲暴食は避けていましたし、興味があるスポーツがあってもケガのリスクを考えてやりませんでした。寝る際は利き腕が下にならないようにするなど日常生活も神経を使っていました。引退した今だから感じますが、現役時代はシーズンオフも野球を第一に考えた生活で常に気が張っていたように感じます。そう考えると、プロ野球選手に「本当のオフの時期」はないのかもしれませんね。