林昌範連載第28回 日本ハムの来季のキーマンは意外な人物?

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 選手たちはオフシーズンに入りましたが、来季への戦いはすでに始まっています。どの球団も来年に向けての戦力整備をを着々と進めています。今年は補強に大きく動いてるチームと現有戦力の底上げに重点を置くチームと大きく分かれている印象を受けます。

 

 個人的に興味深いのが日本ハムです。毎年のことですが戦力補強が非常にうまいイメージがあります。ドラフトでは将来のエース候補として吉田輝星投手や有望な高校生たちを大量に獲得。新外国人に前カブスの158キロ右腕・ハンコック投手、台湾のスーパースター王柏融外野手、トレードでヤクルトの中継ぎとして長年活躍してきた秋吉亮投手、内野ならどこでも守れる谷内亮太内野手を獲得しました。

 

 今年の戦いを見ているとウィークポイントは先発陣となかなか固定できなかった二塁だったように思います。この点で投手の核として、オリックスから移籍してきた金子弌大投手の加入は非常にプラスに思います。2ケタ勝利をマークする力は十分に持っていますが、チームにもたらすメリットはそれだけではありません。投球術、マウンドさばきなど若手投手たちのお手本になるのではないかと思います。

 

 あとは二塁が固まれば安定感のある戦いができるのではないでしょうか。個人的に注目しているのは石井一成選手です。彼には首脳陣の期待も大きく新人の昨年は114試合出場しましたが、今年は結果を残せず69試合の出場と大幅に減らしました。攻守でポテンシャルは非常に高い選手です。石井選手が二塁で結果を残せば、長打力が武器の横尾俊建選手を守備の負担の少ない三塁に回せるなど起用法も広がります。個人的には来季の日本ハムのカギを握る選手だと思います(杉谷拳士選手も二塁のレギュラーを取ると叫んでいますが笑)。

 

 二塁は田中賢介選手が長年レギュラーとして活躍してきました。壁は高いですが優勝するためには、センターラインの二塁は重要なポジションです。今季60試合出場で7本塁打と飛躍した渡辺諒内野手も有力候補です。石井選手、横尾選手、谷内選手、あとは…杉谷選手もいれときましょう。ファンの皆様も熾烈なポジション争いに注目して頂いたら面白いかもしれません。

 

 

 

林 昌範(はやし・まさのり) 1983年9月19日、千葉県船橋市生まれの35歳。市立船橋高から01年ドラフト7巡目で巨人入団。06年には自身最多の62試合に登板するなど主に救援で活躍。08年オフにトレードで日本ハムへ移籍した。11年に退団し、12年からDeNAに加入。昨オフに戦力外通告を受けて現役引退した。通算成績は421試合で22勝26敗22セーブ99ホールド、防御率3・49。186センチ、80キロ。左投左打。家族はフリーアナウンサーの京子夫人と1男1女。