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林昌範 尊敬する巨人・阿部の現役引退で思い出した言葉とは

 林昌範です。巨人が21日のDeNA戦(横浜)で延長戦の末に接戦を制し、5年ぶり37度目のリーグ優勝を飾りました。セ・リーグでは昨年まで広島がリーグ3連覇と黄金時代を築いていましたが、今年の巨人は勝負所で勝ち切る戦いぶりが印象に残りました。

 

 広島から加入した丸佳浩選手は本当に大きな存在だったですし、リーグMVP最有力候補の坂本勇人選手は主将として攻守で申し分ない活躍でした。ベテランの阿部慎之助さん、亀井善行さんが縁の下の力持ちになり、岡本和真選手、大城卓三選手、重信慎之介選手、増田大輝選手ら若手が伸び伸びプレーしていました。

 

 投手陣も山口俊投手、菅野智之投手が先発陣の柱になり、桜井俊貴投手、ドラフト1位左腕の高橋優貴投手が先発で一本立ちしました。課題だった救援陣も田口麗斗投手、中川皓太投手、沢村拓一投手、大竹寛投手、高木京介投手、鍵谷陽平投手、マシソン選手、デラロサ投手とそれぞれの投手が持ち場で役割を全うしました。今年のリーグ優勝はチーム力で勝ち取ったように感じます。そして、すべての選手の個性を輝かせる原監督の巧みな用兵術も素晴らしかったと思います。

 

 衝撃のニュースが飛び込んできたのは、リーグ優勝の興奮が冷めやらない24日でした。阿部さんの引退です。今季は93試合出場で打率297、6本塁打、26打点(24日現在)。勝負強い打撃で幾度もチームの窮地を救ってきました。引退の一報が報じられる前日の23日のヤクルト戦(神宮)も右翼スタンドに豪快な本塁打を放っています。来年も現役でプレーすると誰もが信じて疑わなかったのではないでしょうか。僕もその一人でした。

 

ただ、この引退のニュースを聞いて思い出した言葉があります。昨年に阿部さんと食事をご一緒させていただいた際に、「現役でもう一回優勝したい。優勝したらもう満足だな」と話していました。若手に優勝を経験させてあげたい。今年は例年以上に特別な思いでシーズンに臨んでいたと思います。

 

 阿部さんは、僕はプロ入りしてからグラウンド内外で指導して頂いた大先輩です。自主トレに同行させてもらった時は投手としての心構え、配球についてなど夜遅くまで教えてもらいました。抑えを務めた時は、「守っている選手がおまえの立ち振る舞いを見ている。喜怒哀楽を出すな。打たれても堂々としていろ」と助言を受けたのは特に印象に残っています。僕が他球団に移籍した後は、阿部さんと何度も対戦して何度も打たれました。本当に大きな存在で、捕手としても打者としても素晴らしい先輩でした。

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 まだ戦いは続きます。阿部さんは「銀座のパレードをみんなに経験してもらいたい」とも話していました。チーム一丸となってクライマックスシリーズ、日本シリーズを勝ち抜いて、その夢を叶えてほしいですね。