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林昌範が分析 救援から先発転向で復活へ 巨人・山口俊と重なる剛腕とは

 林昌範です。中日の福谷浩司投手が6日の広島戦(ナゴヤドーム)で先発し、6回1失点の快投で復活の兆しを見せました。昨季まで通算218試合に登板しましたが、すべて救援での数字です。プロ7年目で今回が初先発でしたが、序盤から150キロを超える直球で広島打線を抑え込む内容で素晴らしかったです。特に5回2死一、二塁で4番・鈴木誠也選手を内角低めの152キロ直球で見逃し三振に仕留めた球は圧巻でした。

 

 福谷投手は現役時代から個人的に気になる選手でした。プロ2年目の14年に72試合登板で、2勝4敗11セーブ、防御率1・81の成績を残しています。球威十分の直球でガンガン攻める投げっぷりの良さは同じ救援投手として強く印象に残っていました。その後は制球難でなかなか思うような結果を出せず、福谷投手がイップスだったことを明かした時は驚きました。

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 潜在能力は高い投手なので何かきっかけをつかめば、また復活するのではないかと感じていました。先日にナゴヤドームへ行った際に日本ハムで同僚だった中日・大野奨太選手に話を聞いたところ、「福谷は先発に回りましたけど良い感じですよ」と話したので今日の投球を楽しみにしていましたが、首脳陣の信頼を得られる投球だったのではないでしょうか。救援と先発ではマウンドから見える景色が違いますし、配球や組み立ても全く違います。今までの福谷投手は制球を気にするあまり、直球が生きていないように感じましたが、今日は違いました。長いイニングを投げることを意識し、良い意味で肩の力が抜けた状態でキレのある直球を投げていました。その姿にダブったのが巨人の山口俊投手です。救援から先発に回り、今年は4勝0敗、防御率1.98と不可欠な存在になっています。福谷投手もこの好投をきっかけに再び輝きを取り戻してほしいですね。

 

 中日は笠原祥太郎投手、松坂大輔投手、小笠原慎之介投手と先発ローテーションで計算していた投手たちが故障で戦列を離れていますが、かつてエースだった大野雄大投手が安定した投球を続け、阿知羅拓馬投手も頭角を現すなどセ・リーグの混戦に食らいついています。ここで福谷投手が先発陣に入ればチームにとっても大きな戦力になります。打線は上位から下位まで切れ目がなく得点力があるので、ダークホースになる可能性を十分に秘めていると思います。