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林昌範連載第29回 西武は連覇の可能性も十分 「内海加入」で得るプラスアルファとは

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  あけましておめでとうございます。林昌範です。今年も読者の皆さんに少しでも興味を持って頂けるような記事を書けるように頑張りたいと思います。何卒宜しくお願い致します。

 

 昨年は圧倒的な力でリーグ優勝を飾った広島と西武ですが、オフに大きな動きがありました。それは主力選手の移籍です。広島は丸選手が巨人にFA移籍しました。投手にとって厄介なのは3番・丸選手、4番・鈴木選手の並びです。両選手とも打つだけでなく、出塁率が非常に高い。得点力の源になっていたので、丸選手が抜けた大きな穴をどうやって埋めるのかが重要だと思います。野間選手、西川選手、堂林選手など潜在能力が高い選手たちの活躍に期待ですね。

 

 一方の西武も菊池投手、浅村選手、炭谷選手と投打の軸が抜けてしまいました。特に菊地選手はエースとして何年も投手陣を引っ張ってきましたから、退団は大きな痛手です。その中で、FA移籍した炭谷選手の人的補償で巨人から内海投手が加入したことは計り知れないプラスアルファになると思います。

 

 巨人で現役時代に一緒にプレーしましたが、内海投手が先発した試合に救援する際は「この人の勝ち星は絶対に消さない」と強く思って投げていました。他の投手が先発した際も当然思いますが、内海投手の時は特にその思いが強かったです。巨人の選手たちもメディアを通じて内海投手の人柄を話していますが、本当に「気配り」の人だと思います。自分の調子が悪かったり、結果が出なくても常にチームのことを優先して暗い態度を出さない。誰よりも練習熱心で若手や新加入した選手に気遣って話しかけたり、雰囲気作りを重視する姿勢は1人の投手という枠を超えて、人間的にも尊敬できる素晴らしい先輩でした。

 

 僕は日本ハムでもプレーしましたが、内海投手はパ・リーグでも十分に輝けると思います。制球力の良さはトップレベルだと思います。阪神から西武に移籍して11勝をマークした同じ左腕の榎田投手に投球スタイルは近いです。榎田投手と色々情報交換するでしょうし、球のキレを取り戻せば、新天地で2ケタ勝利を挙げることも可能だと思います。

 

 内海選手の加入によるメリットはそれだけではありません。野球に取り組む姿勢、フォア・ザ・チームに徹する立ち振る舞いから若手が多い投手陣は良きお手本として多くのことを学べるでしょう。戦力的には大幅ダウンかもしれませんが、内海投手の加入で来季も西武が連覇する可能性は十分にあると思います。

林 昌範(はやし・まさのり) 1983年9月19日、千葉県船橋市生まれの35歳。市立船橋高から01年ドラフト7巡目で巨人入団。06年には自身最多の62試合に登板するなど主に救援で活躍。08年オフにトレードで日本ハムへ移籍した。11年に退団し、12年からDeNAに加入。昨オフに戦力外通告を受けて現役引退した。通算成績は421試合で22勝26敗22セーブ99ホールド、防御率3・49。186センチ、80キロ。左投左打。家族はフリーアナウンサーの京子夫人と1男1女。