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林昌範連載第21回  セ・リーグの熾烈なCS進出争いのキーマン

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残り試合も少なくなり、ペナントレースも勝負の終盤戦に入ってきました。セ・リーグは首位の広島が2位・ヤクルトに10ゲーム差以上をつける快走でリーグ3連覇が見えてきました。投手陣は大瀬良投手という大黒柱ができて、打線も丸選手、鈴木選手を中心に不振の選手が出ても選手層が厚い。野間選手や西川選手とカバーできる選手がいるので得点力が落ちないのが大きな強みだと思います。

 

 2位以下に目を移すと、昨年最下位だったヤクルトが勝率5割前後をキープして一歩リードしていますが、最下位の中日までCS争いはまだまだ混戦が続いています。「CS進出のキーマン」はチャンスをつかみかけている若手の先発投手だと考えています。

 

 もちろん、巨人の菅野投手、阪神のメッセンジャー投手、中日のガルシア投手など絶対的エースはやってもらわなければいけない選手たちです。ただ彼らの頑張りだけではCS進出にたどりつけません。大型連勝に必要なのがチームに勢いをつける若手投手たちです。ヤクルト・原投手、巨人・今村投手、阪神・小野投手、DeNA・浜口投手、中日・小熊投手。この5人は置かれた立場は違いますが、潜在能力は非常に高いものを持っていることで共通しています。彼らがチャンスをつかめるかがチームの命運を握っているのではないでしょうか。この勝負所で結果を出せば、CSでも登板機会が巡ってくるでしょうし、首脳陣の信頼を勝ち取って来年にもつながります。

 

 若い彼らに求められるのは長いイニングを投げてチームに勝ちをつけることです。9月の戦いは各球団総力戦になりますが、選手の疲れはピークにきています。特に7、8月の暑い時期も連日投げ続けてきた救援陣は大きな負担が掛かっています。各球団の救援投手を見ると今季40試合登板した投手はDeNAが最多で6人、広島、ヤクルト、阪神が4人、中日3人、巨人が1人です。救援陣も気力でシーズン最後まで頑張れると思いますが、やはり人間ですから疲れ知らずとはいきません。少しでも負担を軽減させるためにも、若手の先発投手たちが頑張らなければいけません。最後まで息の抜けない戦いが続きますが、ファンの方々を喜ばせるような試合を見せてほしいですね。

林 昌範(はやし・まさのり) 1983年9月19日、千葉県船橋市生まれの35歳。市立船橋高から01年ドラフト7巡目で巨人入団。06年には自身最多の62試合に登板するなど主に救援で活躍。08年オフにトレードで日本ハムへ移籍した。11年に退団し、12年からDeNAに加入。昨オフに戦力外通告を受けて現役引退した。通算成績は421試合で22勝26敗22セーブ99ホールド、防御率3・49。186センチ、80キロ。左投左打。家族はフリーアナウンサーの京子夫人と1男1女。