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林昌範連載第8回 阿部慎之助、青木宣親、松坂大輔…ペナントレースの命運を握るベテランの力

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 みなさん、こんにちは。元DeNAの林昌範です。連載企画8回目の今回は長いペナントレースで不可欠な「ベテランの力」について書かせて頂きます。

 いよいよ開幕も近づいてきました。オープン戦では巨人の岡本和真、吉川尚輝両選手の活躍が目立ちました。もちろん、球界が盛り上がるためには若手がどんどん出てこなければいけません。一方で、優勝するチームにはベテランの力が必要です。16年から2年連続リーグ連覇した広島には新井貴浩さん、昨年日本一に輝いたソフトバンクにはサファテ投手、内川聖一さん、僕と同級生の松田宣浩選手が投打の主力としてチームを引っ張っています。

 僕が注目しているのは阿部慎之助さんです。巨人で一緒にプレーした時はバッテリーを組ませて頂き、本当に心強い存在でした。まだ未熟な若手の時に叱咤激励で育ててもらいましたし、阿部さんがいるからマウンドで孤独を感じることがありませんでした。一方で他球団に移籍してからはこれほど手強い打者はいませんでした。打撃技術はもちろん、投手心理を読み大事な局面で勝負強さを発揮するので、何度も痛打を浴びたことを覚えています。今年も阿部さんの活躍がリーグ優勝の鍵を握ると思います。

 ベテランが打つとベンチが活気づきます。安打が一本出ただけでも、球場の雰囲気がガラッと変わるので相手からしたら厄介です。今年はメジャーから青木宣親さんがヤクルトに復帰。大松尚逸選手も左の大砲として貴重な存在です。一塁の守備が球界屈指のロッテ・福浦和也さんは先発出場だけでなく、代打の切り札でも期待がかかります。新天地で復活を目指す中日・松坂大輔さん、攻守で主力として奮闘するオリックス・小谷野栄一さんと名前を並べただけでも、凄い選手ばかりです。読者の皆さんはベテランの活躍に注目して野球観戦しても面白いかもしれません。

林 昌範(はやし・まさのり) 1983年9月19日、千葉県船橋市生まれの35歳。市立船橋高から01年ドラフト7巡目で巨人入団。06年には自身最多の62試合に登板するなど主に救援で活躍。08年オフにトレードで日本ハムへ移籍した。11年に退団し、12年からDeNAに加入。昨オフに戦力外通告を受けて現役引退した。通算成績は421試合で22勝26敗22セーブ99ホールド、防御率3・49。186センチ、80キロ。左投左打。家族はフリーアナウンサーの京子夫人と1男1女。