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日韓首脳会談 「予定になかった」日本側の記者会見に大きな反響が

 安倍晋三首相が24日、即位礼正殿の儀に参列するため来日した韓国の李洛淵首相と首相官邸で約20分間会談した3時間後に、日本側が当初予定されていなかった記者会見を行ったことが大きな反響を呼んでいる。

 

 会談の中で、李氏は文在寅大統領の親書を安倍氏に手渡した。安倍氏は「日韓関係は非常に厳しいが、韓国には国と国との約束を順守することで健全な関係に戻すきっかけをつくってもらいたい」と発言。「重要な隣国で、北朝鮮問題をはじめ日韓、日米韓の連携は極めて重要だ」と伝えたという。

 

 韓国紙・中央日報によると、李首相は今回の訪日結果に対して「依然として状況が難しく絡まっているが、2日前に(日本行きの)飛行機に乗った時に比べれば希望が少し増えた」とした上で、「安倍首相が『状況をこのまま放置してはいけない』『対話を続けなければならない』『さまざまな分野の疎通が必要だ』という話をしたことは若干の変化だと受け止めている」と語ったという。

 

 だが、同紙は「日本側の雰囲気は少し違った」と分析する。岡田直樹・官房副長官が当初予定になかった記者会見を会談終了から3時間後に開き、「安倍首相が冒頭発言で(元徴用工をめぐる韓国最高裁判決について)『国際法を明確に違反しており、日韓関係の法的基盤を根本から覆している』と話した」と公開した。当初、韓国はもちろん、日本側の会談報道資料でも安倍首相が「韓国が国と国との約束を順守しなければならない」と従来の立場を繰り返し明らかにしたと触れているのみで、このような具体的表現はなかった。また、岡田官房副長官は「李首相は互いの知恵で問題を解決しようといったが日本の立場は韓国が先に約束を守ることだ。認識の違いがあった」と語ったという。

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 同紙が「予定になかった」と指摘した記者会見に対し、ネット上では評価する声が多い。「岡田官房副長官は適切な時期・内容の記者会見を行ったと思う。日本側が事実を公表しなければ、韓国内では何時ものように日韓両国が譲歩する約束をしたぐらいの作り話が発表され独り歩きするところだった。一寸たりとも油断ならない相手だと言うことを安倍総理が一番理解しているようで安心した」、「日韓がそろっての記者会見は良い事だと思います。離れた所での会見では、何方が本当の事を言っているのか、判断が出来ません。日韓そろっての記者会見ならば、お互いが偏向や虚構の話は出来ません。日本国民は今回の会談で、葛藤が終わるとは誰もが考えてい無いと思います。日韓の隔たり、距離感が知れるだけでも、今回の会談の意味が有ったと思う事でしょうか」などのコメントが。

 

 日本側は報道陣に公表はしていなかったが、事前に記者会見の準備はしていたかもしれない。日本政府の毅然とした態度に対し、韓国がどのような対応をするか注目される。