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深瀬砂織連載第5回 「一人旅」「一人飯」…1人で行動する大きなメリット

 臨床心理士の深瀬と申します。企業研修、職場環境に関する改善提案などを中心に活動しています。今回は「1人で行動するメリット」についてお話します。

 

①時間を自由に使える

 複数の人で旅行や食事をする際に、それぞれの希望が異なることがあります。その際、お互いが納得してどちらかの希望の場所に行くこともありますが、時には一方が我慢して相手の要望に合わせることもあります。これがもし一人ならば、我慢することなく自分の行きたいところに行くことができ、食べたい物を食べることができます。歩きたい時は歩き、静かに景色を眺めたい時は眺める、というように、自分の時間を自分のために自由に使えます。誰かと一緒の時間も素敵ですが、一人で過ごす時間も贅沢で素敵な時間ですね。

 

②決断力、判断力が磨かれる

 一人で行動することを繰り返していると、概して決断力が磨かれます。

 一人で行動する場合、他者の要望に合わせたり、他者からの返事を待つことなく、すべての行動を自分で選択、決定することになります。自分が選択した行動により嫌な思いをしたとしても他の人のせいにはできませんから、複数の人と一緒に行動する場合よりも「自分の責任」を意識することが増えます。人は自分の責任を意識すると、自然と素早く適切な判断をしようとするものです。日々これが繰り返されるので、決断力が磨かれてゆきます。

 

③コミュニケーション能力が磨かれる

 一人旅を例に挙げましょう。一人旅では、旅先の人に道を尋ねる機会が多くなるなど、複数の人で旅行をする場合よりも現地の人とコミュニケ―ションをとる機会が増えます。海外で初めて行く場所では現地の人に自分の意思を伝える能力が求められることもあります。グループでの旅行と違って、行きたい場所にたどりつくためには自分で対処しなければなりません。こういった経験は大きな財産になり、また、自信にもなります。ただし、一人旅をする際は安全性を十分に確保してください。

 一人で行動すること、他者と一緒に行動すること、それぞれにメリットがあります。どちらもバランス良く取り入れると、日々の生活がいっそう豊かになることでしょう。

深瀬 砂織(ふかせ・さおり) 東京都出身。臨床心理士でシニア産業カウンセラー、2級キャリア・コンサルティング技能士、キャリアコンサルタントの資格を持つ。企業の研修講師、職場環境の改善提案、経営者、人事労務担当者へのアドバイス、大学、自治体での講演など全国各地で精力的に活動している。