深瀬砂織連載第20回 意外な対処法?「悪口を言いふらす人との付き合い方」

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 臨床心理士の深瀬と申します。企業研修、職場環境改善などを中心に活動しています。今回のテーマは、「悪口を言いふらす人との付き合い方」です。

 

  • 基本的には、他の人と同じように接する

  「え?」と思われたでしょうか。しかし、基本的に他の人に接するのと同じ態度で接します。こちらが「あの人、苦手だ」「嫌いだ」と思うと、それは相手に伝わり、相手もこちらに対して不快感を抱きます。すると、ますます悪口を言われることになりかねません。ですから、悪口を言う人に対しても基本的に他の人と同じように接します。ただし暴力や暴言、著しく不利益を被っていることなどがあれば、それへの対処は必要です。

 

  • 自分の感情に振り回されない

  悪口を言われると傷つき、気分が落ち込み、体調不良に陥ったり、仕事、学校生活などに影響が出たりして辛いですね。この状態を相手は望んでいます。相手はあなたが苦しんでいる姿を見たいのです。辛そうな姿を見せれば見せるほど、相手は悪口を言いふらします。悪口を言われても、自分で自分の感情をコントロールし、明るく、冷静にしていましょう。挨拶をする、仕事で必要なことは静かに、堂々とはっきりと伝えるなど、落ち着いて振る舞いましょう。

 

  • 面と向かって悪口を言われたら…

 相手に感謝します。そして、それを言葉で伝えます。「そのように指摘してくださり、ありがとうございます」、「ご意見をいただけて感謝しています」と。もしかしたら、自覚していない自分の言動が他の人に不快感を与えているかもしれません。そうであれば、自分の不適切な言動を相手が指摘してくれていることになります。このように指摘してくれることはとてもありがたいことです。

  

 悪口を言われるのは、見方を変えればチャンスでもあります。悪口を言いふらす人と付き合う方法を学ぶチャンス、新たな思考方法を身に付けるチャンス、自分の言動を修正するチャンスです。何事も、「活かすこと」に目を向けてみませんか。

  

 

深瀬 砂織(ふかせ・さおり) 東京都出身。臨床心理士でシニア産業カウンセラー、2級キャリア・コンサルティング技能士、キャリアコンサルタントの資格を持つ。企業の研修講師、職場環境の改善提案、経営者、人事労務担当者へのアドバイス、大学、自治体での講演など全国各地で精力的に活動している。