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深瀬砂織連載第12回 管理職必見「あの人は仕事ができない」と決めつけていませんか?

 

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 臨床心理士の深瀬と申します。企業研修、職場環境改善などを中心に活動しています。今回は「仕事ができない」ことについてお話します。

 

 職場などで、特定の人に対して、「仕事ができない」と決めつけていませんか?「何をさせてもうまくできない」「不器用」「理解力が足りない」「言われた通りにできない」・・・。このような場合には、何ができるのか、どのようにしたらできるのかを探すことが大切です。この時、上司が「これならできるだろう」「こうすればできるだろう」と一方的に考えるのではなく、本人と話し合いながら、上司と本人が一緒に取り組むことがポイントです。

 

 度々ミスをする部下がいるとしましょう。その部下を「仕事ができない」と決めつける前に、「得意なことは何か」、「仕事をスムーズにこなせるのはどんな時か」、「どのような方法なら理解しやすいか」などを部下と一緒に考えてみませんか。お互いにコミュニケーションをとりながら話し合う中で、「文章を1行おきに箇条書きにしたら、指示をすべて理解できる」「1つの作業が済んでから次に進むとミスなく作業できる」などの点が見つかるかもしれません。一人では気づかなかったことも、二人で取り組めば気づくことがあります。

 

 もちろん会社は学校とは違いますから、基本的に、周囲からの手厚いサポートがなくても部下は一人で働けるようになる必要があります。部下の側も上司任せにせず、自分で仕事の進め方を工夫し、改善するよう努めることが大切です。できないと思われることは、「できない」とすぐに諦めるのではなく、「どうしたらできるのか」を日々考えて実践しましょう。何事も改善に目を向けて取り組むことです。

 

 人は誰にでも、できることとできないことがあります。本人が努力して、あらゆる工夫をしてもどうしてもできないことがあります。何年も何十年も努力してきたのにあまり改善できなかったことを、「~しなさい」「どうしてできないの?」と責められるのはつらいものです。その人を責めるより何ができるかを本人と一緒に探してみませんか。