深瀬沙織連載第19回 「自分に自信が持てない人へ」

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 臨床心理士の深瀬と申します。企業研修、職場環境改善などを中心に活動しています。今回は、自分に自信が持てない方が少しずつ自信を身に着けるためのヒントをお伝えします。

 

  • 自分がしていること、できていることに注目する

 些細と思えることでもいいのです。服を着替えた、食事をした、家の掃除をした、外に出た、会社に行った、本を数ページ読んだなど、普段自分がしていること、できていることを挙げてみましょう。そうすると、自分にどれほど多くのことができているかに気付けます。この作業を繰り返していると、「~はできない」「~もできない」「自分は何をやってもダメなんだ」という認識が、徐々に「自分にはできていることがたくさんあるんだ。」「大丈夫。きっとできる。」という認識に変わってきます。

 

  • 小さな成功体験を積み重ねる

 何かに取り組む、行動する→目標達成。これを繰り返すことで自信がついてゆきます。ポイントとなるのは、その時の自分の力でどうにか達成できそうな目標を立てることです。あまりにも大きな目標を立てると失敗や挫折のリスクが高まりますし、目標を達成できなかったら「やっぱり自分にはできないんだ…」という認識を強めてしまいます。また、小さすぎる目標では容易に達成できますので、「できた!」「自分の力でこなした!」という達成感を得られません。その時の自分の力でどうにか達成できそうな目標を立て、それを達成する ことで成功体験が積み重ねられ、それが強い自信へとつながります。

 

  • 自分で自分を受け入れる

 「私は私でいい。」「私のままでいいんだ。」と、自分自身が自分をしっかり認めましょう。「私なんて…」「どうせ自分には…」と思うのは、自分が自分を拒否している状態です。自分を拒否した状態では自信を持てなくて当然です。始めのうちは自分を受け容れる感覚がよくわからない方もいらっしゃるでしょう。でも、「私は私のままでいいよ」、「私にはできる」、「大丈夫」と毎日繰り返していると、感覚を掴めるようになってきます。自分を受け容れることと、「私は私のままでいい」と身勝手に振る舞うこととは違います。不適切な行動や態度は日々改善することは続けてくださいね。

 

深瀬 砂織(ふかせ・さおり) 東京都出身。臨床心理士でシニア産業カウンセラー、2級キャリア・コンサルティング技能士、キャリアコンサルタントの資格を持つ。企業の研修講師、職場環境の改善提案、経営者、人事労務担当者へのアドバイス、大学、自治体での講演など全国各地で精力的に活動している。