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フリージャーナリストが提唱した日韓修復論に、「その手法は限界」と批判殺到

 4日に放送されたニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」にフリージャーナリストの佐々木俊尚氏が出演。地政学的な観点から、日本は「韓国に譲歩すべき」と語った持論が大きな反響を呼んでいる。

 

 佐々木氏は番組内で、「日韓問題の落としどころが見つかりません。徴用工問題の解決策として、韓国側からは慰安婦問題のような基金をつくり、日韓折半という話がありますが、日本政府としてはこれは飲めません。韓国の動きを見ていると、最高裁が判決を出しているからということなのだけれど、国内で出した判決が条約より上になるのかと言うと、ならないわけですよ。そうすると本来的にはロジックではなく、結局のところ韓国は面子なのかなと思いますよね。とは言え、日本政府も面子で語っている人は多いです」と主張。「だから面子で言い出すと決着がつかないので、本来ロジックで議論すべきです。韓国はGSOMIA問題では踏みとどまりましたが、一方では米国が懸念している通り、韓国は中国寄りに落ちています。そうすると中国・ロシアという陸の国と、米国・日本という海の国が対立する、19世紀末~20世紀初めの英国とロシアのグレート・ウォーみたいなことをやり直すことになります。北朝鮮、韓国と半島というのは常に中途半端な位置になります。最近だとクリミア半島、第一次世界大戦の直前のバルカン半島とか。半島は常に中途半端な位置に立たされて、火薬庫になりやすいのです」と地政学の見地で語った。

 

 そして、「半島は火種になりやすい場所なのです。それが繰り返されていて、韓国が陸側に行くのか海側に来るのか。日本としては陸側に行ってしまったら、得することはありません。中国・ロシア・アメリカ・北朝鮮に囲まれていて、日本と韓国だけおとなしくしていたのに、その韓国が向こう側に行ってしまったら、日本は完全に孤立して中国・ロシアに向き合わなければなりません。向こう側に行ってほしくないわけです。そう考えると、日本は韓国の面子をある程度、満足させる必要があるのではないかと思うのですね。ロジックはないにしろ。そう言うと右派の人たちが怒りますが」とした上で、「地政学的には、韓国にある程度譲歩する必要があるのではないかと思います」と持論を展開した。

 

 パーソナリティーを務める飯田が「これに関しては世論調査をしても、7~8割は「もう譲らなくても」となっています」と問いかけると、佐々木氏は「ここで決裂しても、結果的に日本が得をすることはありません」と主張した。

 

 佐々木氏の主張に、ネット上では批判的な意見が目立つ。「ここで譲歩すれば、今後、国が果てるまで日本は韓国の言いなりですよ。そのような将来を見据えた発言でしょうか?それとも今、この時期を乗り越えるためだけの発言でしょうか」、「今までどれだけ譲歩してきたことか。もうその手法は限界です。また、韓国が大陸側にいくのは日本の動向とはまた別問題だと思います」、「今まで譲歩し続けて来た結果が今だと言うのにね。国と国との関わりの根幹で譲歩などすれば、今後は更に関係悪化するでしょ」などの書き込みが。

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 また、「地政学的にと言う意味では 一理あると思いますが、現状として かなり複雑にいろんな事情が絡みあっているので 簡単に解決出来るような問題ではないと思います。リスクは伴いますが やはりここら辺で一度関係を完全にリセットする必要があると思います。後のことはそれからと言う事で…」、「確かに近隣に味方が少ないのは懸念材料だろう。なので、台湾やフィリピン、インドネシア等、「海」の側との関係をもっともっと深めることが重要。これは『陸』の側との事情と関係なしにだ」という見方も。お隣の韓国とどう向き合うか。両国政府の関係が悪化しているだけに、今後もデリケートな問題になるだろう。