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なぜ?「マスク返して」で批判殺到の豊川市長に、「尊敬すべき」の声が

 新型コロナウイルス感染症が拡大している影響でマスク不足が続く中、中国の江蘇省無錫市新呉区が、友好都市提携している愛知県豊川市からの要望を受け、マスク5万枚を豊川市に順次送付することを中国駐日大使館がツイッターで伝えて、大きな反響を呼んでいる。

 

 このマスクの送付が話題になったのは、豊川市の竹本幸夫市長のある発言が発端だった。同市が2月4日に友好都市提携を結んでいる新呉区にマスク4500枚や防護服のセットを支援物資として送った。しかし、3月中旬になって愛知県内でも感染が拡大。市が備蓄していたマスクも5月には底をつく事態になった。竹本市長は「4500枚マスクを送ったんですね。もし在庫があれば返してくれないかという交渉をしている最中です」と新呉区に対し、豊川市にマスクを送って欲しいと要望していることを明かした。

 

  豊川市が先に送ったマスクは4500枚だったが、新呉区が今回マスクの支援を約束したのは10倍以上の5万枚。ネット上では新呉区への感謝の書き込みと共に竹本市長への批判的なコメントが多い。「豊川市長はマスクをたったの数千枚しか送っていないのに、返せと言ってきた。しかし、親切な新呉区はマスクを10倍返しもするなんてすごいですね。それに比べ、豊川市長は。日本の恥です。早く辞職してください」、「豊川市民です…本当に情けない市長です…市民がマスクが無くて困ってる時に中国に寄付して、今度は返してくれって…この市長を選んだ事を凄く恥ずかしく思います。4500枚送って返してくれと泣きつき50000枚送ってくれる中国、本当に豊川に日本に泥を塗った市長に、辞めてもらいたいです」などの書き込みが見られた。

 

 一方で、これらの批判的な意見に対して反論の声も少なくない。「うーむ。なんか否定的な意見が目立つけど、余裕あると思ったから友好都市にマスク送った、そこに見通しの甘さはあったとは思うけど、不足したので余剰があるなら送って欲しい、ってそんな変な話かな?逆に言えばフットワークお互い高く融通した、ってだけの話だと思うけど。逆に送付することのハードルを上げて慎重になって何も出来なくなるより柔軟にお互い対応出来る、って方が良いと思うのだけど」、「愛知県民です。市長本人も『見通しが甘くて』と言っているように、反省している様子です。確かに見通しの甘さは感じますが、自分のことだけを考えて、他を助けようとしないことの多い世知辛い世の中、こういうのもいいんじゃないでしょうか。市民のため、恥を忍んで訴えていたのだと思います。『辞職しろ』などと目くじらを立てず、この恩をさらに違う形で10倍返しできるよう、中国との友好を深めるとともに、市政に励んでほしいと思っています」という意見が。

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 「この件について、恥ずかしいというコメントが多数あるけど、逆に考えると、変なプライドに拘らず、市民の命を守ることを優先した市長は尊敬すべきとは思わないか?言葉遣いも、恩を返してと言わず、『もし在庫があれば、(できる範囲でもいいから)返してくれないか』と言ったから全く問題ないと思う。中国の状況への配慮も入っているし、無理なら返さなくてもいいという意味も入っているから」と竹本市長の言動を高く評価する持論も見られた。