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アジア人差別で大炎上 イングランド代表の「凄惨な生い立ち」とは

 中国で「新型コロナウイルス」による肺炎の感染が拡大している件で、欧米では東アジア人に対する偏見と差別が問題になっている。その中で、トッテナム・ホットスパーのイングランド代表MFデリ・アリが新型肺炎にまつわる「おふざけ投稿」で大バッシングを浴びている。

 

 アリはSNSアプリの「スナップチャット」を使って、友人グループのアカウントにひとつの動画を送信。その動画を英紙・Daily Starが入手し、スクープ記事として公開した。現地時間2月6日にアリはオフを利用して友人たちとUAEのドバイへ旅行に向かう際に、ロンドン・ヒースロー空港のラウンジに座っていた。すると、アリは「コロナだー!音を上げてよく聞いてね」と話し、後方に座っている面識のない東アジア人らしき人物を撮影。カメラをズームアップすると画面が切り替わり、アリは近くのテーブルの上に置かれた携帯用の消毒液を映し出した。「ウイルスが俺をキャッチしたいなら、もっと素早く動かなきゃだな」と冗談っぽく語った。

 

 Daily Starは中国側の反応として、「まったく不謹慎。特定の人物を晒して、コロナウイルスをジョークに使うなどもってのほかだ」「世界中で多くの方が亡くなっているのに、どうすればこのような差別的な行動ができるのだろうか」といった意見を紹介している。

 

 事の重大性に気づいたアリはすぐに動画を公開。「スナップチャットに掲載した動画に対して深く後悔しています。明白に侮辱にあたるものだと分かり、すぐに削除しました。私が意図したものとは違っています。侮辱を感じられたすべての方々に、心からの誠実な謝罪を示したいと思います」と謝意した。

 

 中国版ツイッター・ウェイボーでは「もうファンは辞めた。彼(アリ)は敵!」「裏切られた。大きな失望だ」「中国人を小バカにした代償は大きいぞ」と非難が殺到。日本のネット上でも、「世界中で大炎上するなか、事態はどのような展開を見せるのか。いずれにせよ、アリには重ねての猛省が求められる」、「FIFAは厳しい制裁を与えるべき。意図としたものではないとかふざけた言い訳しやがって」とアリに対する怒りの書き込みが多い。

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 アリが凄惨な生い立ちを送っただけに、差別発言に落胆した声ア多い。ナイジェリア人の父親とイングランド人の母親の下に生まれたが、両親の仲は悪く、アリは夫婦の激しい喧嘩に耐えなければならなかった。米国へ移住したが父親は蒸発、母親はアルコール中毒になり、13歳で家出をしてからはチームメイトの家に居候していた。麻薬など悪習慣がはびこる環境で悪友との関係を断ち切るために、アリは13歳で養子に。サッカーと出会って人生が劇的に変わった。このような背景があるだけに、「アリもカラードで差別を受けた経験もあると思うのに…弱い立場に追い込まれた人の立場が理解できる選手だと思ったのでがっかりしました」、「今まで色々問題行動を起こしてきたアリだけど、ここまで酷いことをする選手だと思わなかった。好きな選手だったけどもう応援しません」などのコメントが。アリが今回の愚行で失った信用を取り戻すのは容易ではない。