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中国の人妻たちが夜に外出してブームになっていることとは

 日本では日が暮れて夜になると公園から人の姿が少なくなるが、中国は違う。子育てを終えてひと段落した女性を中心に、中高年の人妻たちが公園に集まって踊りだす。数年前から流行している「広場ダンス」だ。楽しく健康的に体を動かせることで人気を呼び、今では1億人以上のマダムたちが夜に外出して踊っているという。

 

 「広場ダンス」は動きをそろえて踊るが、踊りの振り付けやステップ、音楽の選曲などは自由でダンスが苦手な人も覚えられる。誰でも手軽に始められることがブームを生んだ要因となった。食事を終えて午後7時頃になると、数百人以上の女性たちが近所の公園に集まる。「ダンスの時間が待ち遠しい。孤独を感じないし体を動かせるので健康にもいい」と心身の充実に不可欠になっていることを強調する人が多い。

 

 中高年の女性たちの活力になっている「広場ダンス」は社会現象になっているが、一方でトラブルも各地で発生している。踊る人口が年々増加しているため、公園だけでなく、ホテルのロビーや夜間の病院などに集まって踊りだすことも。踊るスペースの争奪戦で暴行事件にエスカレートしたり、踊る女性の集団が道路をふさいだことで交通渋滞が発生し、警察が出動する騒ぎになったこともあった。「騒音がうるさくて迷惑だ」と近所から苦情が出ることもあり、若者からは「ダンスの振り付けがダサい」と冷ややかな意見も。マダムたちにとって楽しい踊りも周囲に迷惑を掛ければ、支持を得られなくなる。「広場ダンス」がさらに繁栄するためにも、ルール整備が必要かもしれない。

 

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