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新語・流行語大賞ノミネート30語発表 「ある言葉」選出漏れに疑問の声が

 今年最も話題となった言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2019ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が6日、発表された。地元開催のラグビーワールドカップ(W杯)で日本代表が史上初のベスト8強入りの快挙を達成し、日本列島を熱狂の渦に巻き込んだことが評価され、チームのスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」、姫野和樹選手が得意とした技「ジャッカル」、稲垣啓太選手の「笑わない男」、日本公式キャッチコピー「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」、「にわかファン」など、ラグビー関連の言葉や用語が多数選ばれた。

 

 選考委員は、姜尚中氏(東京大学名誉教授)、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト )、俵万智氏(歌人)、室井滋氏(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)(50音順)、大塚陽子氏(『現代用語の基礎知識』編集長)。ノミネート語の中から「2019ユーキャン新語・流行語大賞」トップテンと年間大賞が12月2日に発表され、表彰式は都内のホテルで開催される。

 

・ノミネート語30は以下のとおり(50音順)

1.あな番(あなたの番です)

2.命を守る行動を

3.おむすびころりんクレーター

4.キャッシュレス/ポイント還元

5.#KuToo

6.計画運休

7.軽減税率

8.後悔などあろうはずがありません

9.サブスク(サブスクリプション)

10.ジャッカル

11.上級国民

12.スマイリングシンデレラ/しぶこ

13.タピる

14.ドラクエウォーク

15.翔んで埼玉

16.肉肉しい

17.にわかファン

18.パプリカ

19.ハンディファン(携帯扇風機)

20.ポエム/セクシー発言

21.ホワイト国

22.MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)

23.◯◯ペイ

24.免許返納

25.闇営業

26.4年に一度じゃない。一生に一度だ。

27.令和

28.れいわ新選組/れいわ旋風

29.笑わない男

30.ONE TEAM(ワンチーム)

 

 ネット上では、ノミネート30からある言葉が選出漏れしたことに疑問の声も。特に、「NHKをぶっ壊す!」、「上級国民」、「煽り運転」が入っていななかったことに大きな反響があった。

 

 「NHKをぶっ壊す!」は、NHKから国民を守る党の立花孝史党首が公言している言葉で、YouTubeに投稿する際も決め台詞として使用している。「NHKをぶっ壊すが無いのが意外…個人的には一番インパクトがあったのに」、「NHKをぶっ壊~すが子供達の間でも、凄く流行っているのに何で候補にないの?流行語まで忖度する必要はないと思う」、「NHKをぶっ壊すがノミネートされないのは、大賞になったら大混乱を起こしかねないから。私にとってはNHKをぶっ壊す~のインパクトが一番強かった。その良し悪しはさておいて」など選考漏れに疑問の声が多かった。

 

 道路を走行する自動車などに対し、周囲の運転者が運転中に煽ることによって交通の危険を生じさせる「煽り運転」も今年は報道番組、ワイドショー・情報番組で連日取り上げられたが、今回選ばれず。「煽り運転が問題視され、言葉としてここまで広まったのをもっと重視するべきでは」、「煽り運転は入れなきゃダメでしょ。交通安全で悪質な運転の抑制という観点からもこの言葉はいれておかしかった」という指摘があった。

 

 「上級国民」は東京・池袋で4月に乗用車が暴走して母子2人が死亡した事故で、乗用車を運転していた旧通産省工業技術院元院長の飯塚幸三容疑者(87)が逮捕されないことに、国民の怒りの声が殺到して生まれた言葉だった。飯塚疑者が旧通産省工業技術院の元院長という経歴で勲章を授与されたこともあるため、「上級国民」というネットスラングが急速に広まり、「上級国民だから逮捕されない」という書き込みがネット上で広がった。この言葉もノミネート30に入らず、「ものすごく腹立たしいけど、『上級国民』だと思う。上級国民はそれ以外の国民には何をしても許されるのだと」、「上級国民で。変な意味でなく、この言葉が生まれた事件を忘れないで欲しい。あの老人は結局どうなったんだろう?のうのうと暮らしているのだろうか?ご遺族の方の気持ちを考えると、本当に悲しくなります」などの主張があった。ただ、「お母さんと子供が亡くなっている。ご遺族の気持ちを考えると、流行語に選ぶのは不謹慎だと思う。今回入れなかったのは妥当」と選考から外したことに理解を示す意見もみられた。 

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 また、「『令和』が入っているけど元号を流行語に入れちゃダメでしょ。『命を守る行動を』も災害で全国各地に亡くなった方々がいるのに面白がっているようで違和感がある。全然流行っていない言葉もあるし、国民の感覚と乖離している」とノミネート語の選考基準に対する苦言も少なくなかった。